ドイツ・5号戦車パンターA初期型 Op.195 制作開始
2010年2月13日
モケ忘の宿題
昨年末に開かれたモケ忘では年末らしくプレゼント交換会が行われました。ただしここでもらったプレゼントは次回モケ華には完成品として持参しなくてはいけないというルールが存在します。
そんな中でわたしが引き当てたのがこのパンターA初期型なのです。実は私は自分が提供したSd.kfz.251/21を引き当ててしまっていたのですが、もう一人自分が提供したキットをひきあてた人がいて(みずのさんです)、結局ルールに則り、みずのさんと私のダイレクト交換となったわけです。
パンターA型は在庫として持っているものの、そちらは後期型ですから初期型は大歓迎です。わたしはドイツ軍の戦車の中で、走攻守ともに比較的バランスのとれたパンター戦車が一番好きです。ティガー戦車ほどのインパクトは無いものの、その設計の先進性は非常に優れており、ティガー2(キングタイガー)はティガー1型というよりは、このパンターのスケールアップ版として開発されたことを見てもわかると思います。車輌としてはT-34が一番好きなのですが、なにしろソ連って国が大嫌いですから。
パンターは今までG初期型(タミヤ)、G後期型(ドラゴン)、D型(ドラゴン)、F型(サイバーホビー)と4輌作っていますから、これで5輌目です。キットはドラゴンの古いキットなのですが、みずのさんがグムカのエッチングパーツを付けてくれていますので、結構たのしみです。
足回りの組み立て
足回りの組み立てと言っても、シャーシは一体成形ですし、昔のキットですからサスペンションも直接シャーシにモールドされています。ジオラマで凸凹の地面に合わすためには相当な改造が必要でしょうが、真っ平らに作るつもりならこの方が楽ちんでいいですね。最初から何もしないでも正確に平面がでていますからね。
履帯をロコ組みにするために、転輪のうち中央に挟み込まれる転輪の軸を半分ほどの長さに切り飛ばしてあります。こうすると履帯を無理なく外せます。
履帯はキットに付属のものではガイドホーンの軽め穴が抜けていないので、チョイと奮発して別売のマジックトラックを購入しました。モケモケのバーゲン中ですからさらに1割引で、1700円程度で購入できたのでコストパフォーマンスはいいですね。
以前パンターD型を作った時のことを参考にして履帯をつなぎます。D型では片側89コマでしたが、それと同じ数をつないだら2コマもあまってしまいました。結局左右ともに87コマです。誘導輪の位置調整もできませんけど、 まぁ、たれ具合もこれくらいならちょうど良いくらいですよね。
一番外側の転輪が付いていないのは塗装の手間を考えてのことです。これは塗装後に接着します。
車体の組み立て
もともとパーツ数もあまり多くないので、サクサクと組み上がります。パーツの合いには何の問題もなく、キッチリしています。抜きテーパーの関係で斜めになっている鋼板の切り口を垂直に修正し、さらに溶断の跡を再現しておきます。
A型は全部ツィンメリット・コーティングが施された時期の車輌ですから、当然コーティングが必要となります。そのためあまり多くのパーツを取り付けることはしていません。マフラーなんかはコーティングの後ですね。
ペリスコープだけ仕込んで、早々と車体の上下を接着してしまいます。パーツの合いが非常にいいため、合わせ目は流し込み接着剤をつけてからぎゅっと押しつければ、合わせ目はほとんとわかりません。
コーティングの下準備と言うことですから、車体の細かな部品の取り付けは全部後回しにして、砲塔を組み立てます。砲塔も中身がすっからかんですから(砲尾は付いていません)、あっという間に組み上がります。
もう少しだけ車体に手を入れてからコーティングを行います。本当はBluebell式エポ生地コーティングをしたかったのですが、諸般の事情でできなくなりました。そのあたりは次回のエントリーで…
(全作品完成まで あと70)
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