パンターA初期型 その2 ツィンメリット・コーティング
2010年2月14日
カワサキ Z1-R改やシュビムワーゲンをほったらかしにして…と言われそうですが、実はこの二つは塗装と乾燥を繰り返しておりまして、決して放置状態にあるわけじゃありません。Z1-Rはわかるとしても、なぜシュビムワーゲンにそれほどの乾燥時間が必要なのか…?
実はもし、シュビムワーゲンを非常にゆっくり作ったらどうなるか?というのが今回のifなんです
・・・のわけはありません(+_+)\バキッ!
溶接痕の再現
古いキットとはいえ、ドラゴンのパンターはとても良くできてきます。しかし最近のキットと比べて大きな違いがあります。それが溶接の痕や溶断の切り口、そして圧延鋼板の荒れなどのテクスチャー表現です。
今回はコーティングをしますから圧延鋼板の荒れはどっちでもいいのですが、溶接の痕は再現しなければ行けません。そこでエポキシパテを使って爪楊枝の先でちょんちょんと溶接の痕を付けていきました。凸部に付ける溶接の痕はヒートペンでOKなのですが、凹部につける場合はサイズが大きい時はヒートペンではチョイとムリがあります。やはり何かを入れてやらねば。のばしランナーを貼り付けてヒートペンという手もありますけどね。
ついでに砲の付け根の隙間を消しておきました。このキットで、ここまでのところで唯一隙間が出来たのがここです。余ったパテを突っ込んで、ならしておきました。この上からコーティングをするので本当はどうでも良かったかもしれませんけどね。コーティングのパテを突っ込めばそれで済みますから。
転輪の軸がこんな感じで短くカットしてあります。 これで組み上がった履帯はかんたんに外せます。以前は転輪をゆるゆるにするのに穴を大きくしていたのですが、実は軸を切り飛ばす方が楽ちんです。どうやらドラゴンでは転輪の穴はテーパーがついているようで、置くに行くほど径が小さくなっているみたいです。そのため軸を短くすると簡単に抜けるようになります。
ツィンメリット・コーティング
パンターA型が作られた時期は1943年の秋から翌年の春にかけての半年間で、ツィンメリット・コーティングが行われていた期間にドンぴしゃはまっています。そのためA型を作る時は全ての車輌にコーティングが必要となります。
ただA初期型はコーティングが始まったばかりのころの車輌でして、そのためか変則的なパターンがあったようです(ってパンターはどれも結構変則的ですけどね)。箱絵を見るといつもの凸凹ローラーパターンではなく、ただ串でひっかいただけの碁盤の目の様なパターンです。
これを再現するためにはBluebell式のエポ生地+ローラー方式ではチョイとムリで、以前やっていたポリパテ+ブレード方式で行くしか有りません。幸いブレードはグムカのコーティングブレードセット(現在廃版中)を売り切れる前にゲットしていたのでなんとかなります。
てなわけで、くさいのを覚悟の上で、タミヤのポリパテを練り、一気にコーティングしてしまいました。それにしてもくさいですね。頭がくらくらしてきます。
箱絵を見るとOVMラックの下にもコーティングが施されていますが、その部分はコーティング無しということにしました。今までパンター系のコーティングをする時はいつもOVMラックと予備履帯ラックの下はコーティング無しでやってきましたからね。
(全作品完成まで あと70)
忙しかった仕事もやっと落ち着いてきて、久々に祝日、土日と仕事から解放されていました。さらに昨日は娘たちは二人ともチョコ作りに必死、今日はひな人形飾りと、女房ともどもお父さんは完全に放置状態です。おかげさまでゆっくりと羽を伸ばし、プラモ三昧の週末となりました♪
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