ドイツ・3号戦車J極初期型 Op.207 制作開始
2010年5月20日
独ソ開戦!!

ドイツ・3号戦車J極初期型 1/35 サイバーホビー
1941年6月22日3時15分。 300万のドイツ軍が一斉に国境を越えソ連に奇襲攻撃をかけました。午前3時とは言えこの日は夏至で、しかもこれだけの高緯度地域です。実はまもなく夜明けなんですよね。これが独ソ開戦となったバルバロッサ作戦です。
このときのドイツ軍の主力戦車は3号戦車で、しかも短砲身5cm砲のJ型です。いままでJ型のキットはあったのですが、実はこのバルバロッサ作戦に参加したJ型は通常の初期型ではなく、極初期型と呼ばれる珍しいタイプで、いままでキット化されていませんでした。
私はそのことを知らなかったので、このキットが発売になった時のマニアの皆さんの喜びようがまるで理解できませんでした。どうせパッと見ただけでは違いなんてわからないジャン・・・などと、とんでもないことを言っていたのです。
まぁ、そんな私も多少は大人になり、このキットの価値がわかるようになったので、購入して作ることにしました(笑)。私にとっては2つめの3号戦車J型です。
足回りの組み立て
お約束通りの足回りの組み立てです。3号戦車はタイガーなどと同じトーションバーサスペンションなので構造が簡単な上、数が4号戦車の25%引きなのでかなり楽ちんです。どうせならショックアブソーバーもタイガーのように車内に入れてしまえばもっとスッキリするのにね~・・・って、この小さな車体では入りませんよね。
履帯の組み立て
今回はちょっと変ったシチュエーションでして、隊列を組んで行軍中にいきなり急ブレーキ(なんてマニアックな・・・)な状況を作ろうと思っています。たまにはいいでしょ、こんなのも。
ドイツ軍(米軍も)車輌は起動輪が前にあるので、履帯は走行中は上がピンと張るため、あまりダラダラと垂らすことはしないのですが、急ブレーキ状態ではテンションのかかる場所が逆になり、起動輪と第1転輪の間がパンパンに張り、逆に上がダラダラと垂れるはずです。
履帯はいつものロコ組です。 塗装の手間を考えてすっぽりと抜けるようになっています。転輪の軸は多少キツイので先を切り飛ばして簡単に抜けるようにしてあります。あと軸にテーパーがかかっているので、転輪の穴をチョイと広げてやればスコスコになります。
塗装の時に軸が太くなってしまうので、ここではかなりスコスコにしてやらないと抜く時に壊してしまいますからね。
車体後部の組み立て
車体後部を組み立てます。 下から覗くとスモークディスチャージャーが見えます。そういえばチェーンが垂れ下がっていたはずですから、調べてみることにします。
こんなほとんど見えない箇所にもエッチングパーツが使われています。別にどっちでもいいような気がしますけどね。
溶接の痕や溶断の跡がキッチリとモールドされています。なんと装甲板の横の溶断後もついているのにはビックリです。ただそのまま接着下だけでは溶接の痕が浮いてしまっているので、ヒートペンを使って溶接痕を装甲板に密着させます。ホビーショーで購入した溶接痕用ビットを押しつけます。最初は慣れなくてうまくいかなかったのですが、次第に慣れてくると非常に早く溶接痕を付けることができるようになります。これは便利ですね。
(全作品完成まで あと72)
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