ドイツ・5cm対戦車砲Pak38 Op.208 制作開始
2010年5月23日
Category : AFV フィギュア ドイツTags : 5cmPak38ドイツ砲兵

ドイツ・5cm対戦車砲Pak38 1/35
ドラゴン
大戦開戦当初のドイツ軍の対戦車砲は3.7cmPak36でしたが、これはあまりの非力さにドアノッカーとからかわれるほどでした。3号戦車だって最初はこの3.7cm砲だったんですよ。
そこで次に開発されたのが 5cm Pak38 です。これは1940年には配属が始まり、独ソ戦開戦の1941年にはT-34を打ち抜くことができる唯一の対戦車砲となり、7.5cm Pak40 が実戦配備されるまでの間、ドイツ軍を支えました。
キットはドラゴンのプレミアム・エディションです。でも通常プレミアム・エディションはエッチングパーツなんかのオマケ満載なのですが、このキットは何がプレミアムなのかよくわかりません??
キットに付属のフィギュアは迷彩ポンチョを羽織っています。歩兵が背中にくくりつけている迷彩ポンチョですが、実際にこれを羽織っているフィギュアって珍しいですよね。迷彩スモックの兵士は作ったことがあるのですが、迷彩ポンチョはたぶん初めでです。何か別のキットからの流用らしく、腕のパーツばかりのランナーが別に付いています。もしかして、これがプレミアム??
3.7cm Pak36 は人力で移動が可能でしたが、7.5cm Pak40 は重すぎて人手だけでは移動ができませんでした。しかしその中間の 5cm Pak38 は重さが1tで、第3の補助輪を砲架の先に付けることで、人力での移動が可能でした。そんなユニークなパーツもキットに含まれています。
できたら戦闘中のフィギュアじゃなくって、この第3の補助輪を付けて移動中のフィギュアにしてほしかったですね。チョット残念。
組み立て
プレミアム・エディションとはいえ、砲のパーツは砲架を含め一切合切でランナー1枚です。そのため組み立てはあっという間に完了します。もちろん、あっという間は物のたとえですけどね…って、あたりまえか(+_+)\バキッ!
砲架と防盾をつなぐ腕を指定位置に固定するのが少々やっかいなだけで、後は特に問題はありません。できあがってみると、2重になった防盾といい、7.5cm Pak40 をそのまま小さくしたみたいですね。
照準用のハンドルは砲手のフィギュアを作ってから取り付ければ良かったですね。実は剥がして後から付け直すことになりました。
第3の補助輪はこんな風に取り付けられます。 この状態で4人ほどで押している写真を見つけることができました。そんなに重そうな感じじゃなかったですよ。
フィギュアの組み立て
砲の組み立てが完了したので、そのまま勢いに乗ってフィギュアも作っちゃいました。ぶかぶかの迷彩ポンチョを着ている為か、腕や腰のつなぎ目には不規則に大きな溝ができてしまいます。これを全て光硬化パテで埋めました。こんな時は便利ですね。
双眼鏡を持っている隊長さんのヘッドがないのは、腕がじゃまで顔を塗ることができない為、顔だけ別で塗って接着する予定だからです。
一番上に羽織っているのは迷彩ポンチョで、シートを体に巻きつけるように被っています。そのため通常の洋服のように袖などが縫製で作れていません。ということは腕の付け根には縫い目が無いということです。
ところがキットには普通以上に深い溝があったりします。左のフィギュアがそうですね。そこで右のフィギュアのようにきれいに継ぎ目を消してやる必要があります。迷彩ポンチョの歩兵って、意外と手間がかかりそうですね。
(全作品完成まで あと71)
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