水陸両用牽引車(LWS)後期型 その3 キャビン内部の塗装
2010年6月2日
窓のマスキング
塗装の前準備として窓をマスキングします。室内も塗るので裏表の両面です。大きな丸窓はサークルカッターで切れたのですが、小さな丸窓はテンプレートで丸を書いて、デザインナイフで切り取りました。初めのうちはがたがたになったのですが、何枚も失敗するうちにうまく切り抜けるようになりました。
長方形の窓は、最初はパーツをスキャンしてそれを元に型紙を作ろうかと思ったのですが、クリアパーツはスキャナがピントを合わせられないようで、スキャンできませんでした。仕方がないので、現物合わせです。
室内の塗装
ガイアのインテリアカラーで塗装です。煙突(に見えて、実はラジエターに外気を取り込む吸気管) やキャビン後部の出入口の付いた構造物は塗装後に貼り付けた方が良かったかもしれませんね。非常に塗装がやりにくかったです。それが後からチョイとめんどうなことに…
車体(船体)が大きいのでインテリアだけでもかなり塗料を使いました。内側でこれですから、外は大変でしょうね。ダークイエローはたっぷり用意しなくては。
細部の塗り分けとウオッシング
運転席周りを塗り分けます。tomboy07さんが送ってくれた写真が大変役に立ちました。実際には塗装が済んでいたのですが、レバーの色なんかは塗り分けてなかったので、写真を参考に塗り分けました。
運転席右側のヒューズボックスとかがある四角い領域は実車の写真では白だったのですが、説明書には黒と書かれていて、すでに塗り分けが済んでしまっていたので、そのままにしました。まぁ、車輌毎に個体差もあったかもしれませんからね。(ホントカ?)
塗り分けが終わったらウオッシングです。ウオッシングはもちろんウナギのタレ(もののたとえですよ、本当にウナギのたれじゃありませんからね(笑))を使ったみずの式です。
天井と壁のパーツをウオッシングしているうちはバッチリでした。大量の綿棒を使ってごしごしと真っ黒なウオッシング液を拭き取ると良い感じです。さすがみずの式です。
ところが床のウオッシングにかかると・・・しまった・・・やっちまった・・・
実は床は建造物が多すぎてハンドピースを十分に近づけることができず、全体に遠吹きになってしまっていました。いつもならこんな時はリターダー入の溶剤を使いしかも薄めに溶いてざらつかないように注意するのですが、AFVではあんまりこんな経験がなかったのでうっかりしていました。
一部の床が空中で固まった塗料の粒でざらざらになっており、ここが十分に拭き取りができないのです。そうはいっても真っ黒なウオッシング液を使っていますから、なんとしても拭き取らねばなりません。山のように綿棒と労力を使って、なんとか拭き取りました。
小物の準備
室内に装備された小物を準備します。 銃はKar98が3挺とMP機関銃が1挺です。いずれもナメクジ銅板を細く切って貼り付けました。銅板もここまで薄くなると、焼き入れで鉛の板並に柔らかくなります。銅板が変な色をしているのは焼き入れのせいですね。
こちらはガスマスクケースです。運転席の前につきます。キットに付属のガスマスクケースはあまり良い出来ではないので、ドラゴンの余剰パーツと交換しようかとも思ったのですが、あまり見えない箇所なのでやめました。
それよりも壁に取り付ける為の金具(ナノカナ?)を細切りのプラペーパーで作りました。形は前に作った250ハーフトラックに付いていた物のマネをしました。
そろそろ運転手のフィギュアを塗らなきゃね。先に運転手を乗せないとハンドルも付けられませんからね。
(全作品完成まで あと70)
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