ピグメントを作れる粉
2010年7月7日
例のアレ
数日前、お友達のNやんさんから電話があり、新製品のモニタとBLOGで試用レポート(兼宣伝)をお願いされました。その新製品というのがこの株式会社トライデントが開発した『ピグメントを作れる粉』と言うものです。
ホビーショップモケモケを通じてモケ模型隊の中でも早作りで名をはせている(ソウナノ?)メンバーに配られたようで、私の他にもmoppuさんと森静四朗さん が早々とレポートしてくれてます。他のメンバーにも渡っているのかもしれませんが、私は3番目です。さすがにmoppuさんと森静四郎さんは早いですね。グズグズしていたら3番煎じになってしまいました(汗)。
私はこれの話をいただいたときはトーネードを作っていたので、急遽チャーチルでの使用を決定し、それに向けて準備をしてきました(チョットいいわけ)。
ピグメントを作れる粉(略してピ作粉)は水性塗料を原料に塗料に溶け込んでいる顔料成分をピグメントとして取りだしてしまおうという製品です。20gで600円(税込み630円)だそうです。第一印象としては、こんな小さなものが600円!!それならピグメントを買えばイイじゃん・・・でした。
でもそれでは身も蓋もないのでさっそく使ってみます。なんたってタダですからね。
自分でピグメントを作る
説明書には事細かに使い方が書かれています。これならば誰でもできそうです。まずは説明書のまねをしてPETボトルを用意します。どれだけの量ができるのかわからなかったので、少し多めにということで500mlのペットボトルを用意しました。
空の状態で26g でしたから、これでちょうど500ml入っていることになります。このはかりは以前ホームセンターのバーゲンで買ったもので、0.5g単位で2kgまで計れます。一応最小単位は1gとなっていますから、0.5gというのはだいたいなんでしょうね。でも398円ですから大満足です。
塗料はタミヤのフラットアースを使います。この色は汚し用としてお気に入りで、エアブラシで基本塗装の上に吹くのですが、その後のピグメントで同じ色が無いので近い色で代用していました。そこで今回はフラットアースそのもののピグメントを作ってみます。
塗料は水1Lに対して10g以内ですから、今回は5gを溶かしました。美味しそうなコーヒー牛乳のできあがりです。冷蔵庫に入れておいたら子供たちの誰かに1時間以内に飲まれるでしょうね。
続いてピ作粉を入れます。規定量は水1Lに対して2gですから、今回は1gなのですが・・・おっと入れすぎてしまいました。気づいたら2gと倍も入ってしまいました。
まぁ、多いのは平気みたいなので気にしないでおきます。
粉の濃度が高いせいか、いれたとたんに凝固が始まりました。それでも1分間シェイクと書かれていましたから、まじめに振ります。すると・・・すごいですね、溶けていた塗料がすっかり分離してしまいました。
これをコーヒーフィルターで濾し取るのですが、量が多いために非常に時間がかかります。途中で水を捨てて、結局そのまま放置して寝てしまいました。
水を捨てるときに台所へ行くのが面倒で、筆洗いのバケツに捨てたところ、筆洗いのバケツの塗料が凝固して透明になりました。
お~、これなら筆洗いの水をいつも透明に保っておけるぞ・・・
と思ったのですが、よく考えたら、この水で洗った筆を塗料に突っ込むなんて恐ろしい・・・
ぜったいにやっちゃだめですよ。塗料が使い物にならなくなります。
翌朝です。すっかり水が落ちてどろどろになっていました。重さを量ってみたら30.5g、空の容器とフィルターで10.5gでしたから、水分を含んだ状態で20gとれたことになります。こんなにたくさんできるとは思ってもいませんでした。ちょっと(というかかなり)作りすぎたようです。名古屋弁では『どえりゃーとれてまったがや』です。
仕事があるのですぐに使うわけにも行かず、容器にふたをして保存しました。容器はもうお気づきの方も多いかと思うのですが、マクドナルドのサラダの容器です。我が家ではサラダが大人気で、この容器がみるみるたまっていきます。わたしもプラモの作業用に10個ほど持っています。これ、ふたができるので便利なんですよね。
では早速制作中のチャーチル・クロコダイルに使ってみることにしましょう。
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