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Walhai(ジンベエザメ) その4 完成!!

Category : 完成 ジオラマ

Scale : 1/35 Maker : Post : D27-4

白波の追加

Walhai 水面はほぼ透明に

Walhai 水面はほぼ透明に

36時間経過しても肉の厚い部分は完全に透明になっていません。ですが、小さな波は完全に透明になりました。波頭を付けているのですが、透明なのでその存在がよくわかりません。そこでいよいよモーリンの水泡表現素材を使って波頭の白波を付けることにします。

Walhai モーリンの水泡表現で波頭を付ける

Walhai モーリンの水泡表現で波頭を付ける

波を作ったときのジェルメディウムに水泡表現素材を30~40%ほど加えて良くかき混ぜます。水泡表現素材はポリエステルのつぶつぶですからまったく溶けることはありません。ジェルメディウムも硬化前は真っ白ですから、ざらざらした感じになるだけであまり代わり映えはしません。これを細筆を使って塗りつけていきます。

塗る場所は波が白くなるあたりに盛り上げていきます。しかし水泡表現素材を混ぜたジェルメディウムは粘土が下がるためあまり高く盛り上げることはできません。やはり基本的な波の形は最初から作っておくのが正解です。

波は前に進んでいるので、波の後ろ側には薄くのばして塗っておきました。さてどうなることか・・・

ジンベエザメの仕上げ

Walhai ジンベエザメをピアノ線で支える

Walhai ジンベエザメをピアノ線で支える

ジェルメディウムを買いにいったついでに0.8mmのピアノ線も購入しました。仮止めで真鍮線で立ててあったのでフラフラでしたが、ピアノ線に交換したら高さを1.5倍ほどにしてもしっかりと立ってくれました。

Walhai コバンザメを付ける

Walhai コバンザメを付ける

最後にコバンザメを瞬間接着剤で固定します。コバンザメは2匹とも正面の側に貼り付けました。

オリーブがかった濃いグレーのジンベエ君もこれで見納めですよ。ブルーの色が付いたケースの中に入ってしまうと、あの水族館で見る紺色っぽい姿になるはずです。

白波が硬化

Walhai 12時間で白波が硬化

Walhai 12時間で白波が硬化

白波部分は薄塗りなので12時間もたたずに硬化しました。薄く塗り広げた部分は泡にみたてたポリエステルのつぶつぶを残して完全に透明になりました。水泡が海中に漂っている感じが表現できました。

Walhai 水面が完成

Walhai 水面が完成

全体としてはこんな感じです。地形を作り、草を植え、塗装し、さらに枯れ葉やがれきを置いたりと、地上のグランドワークは実はすごく大変で、それに比べると水面の表現は非常に楽ちんです。ですが、一発勝負で慣れないことをしなければならなかったので、それはそれで大変緊張しました。

銘板

Walhai インクジェットプリンタで銘板を印刷

Walhai インクジェットプリンタで銘板を印刷

銘板はパソコンで金色のシートにプリントして作りました。タイトルは”Walhai(ジンベエザメ)”です。シールなので切り抜いて台紙から剥がして貼るだけです。

完成!!

Walhai Diorama#27 1/35

Walhai Diorama#27 1/35

3月の中旬にジンベエザメのキットを作り始めてからもう4ヶ月以上も経過しました。ずっとこれだけをやってたわけじゃないのですが、ずいぶんと長いことかかりましたね。

この作品は1/35のジンベエザメという非常に珍しいキットを提供してくれた HAF の hiroz さんのおかげで完成させることができました。本当に感謝しています。1/35というスケールですから、いつかはAFVとからめたジオラマに…と思っていたのですが、なにしろ魚ですからね、どうしたものかとずっと考えていました。こんな形で作品に仕上げることができて自分なりに大変満足しています。

そして重いLWSの乗せてもまるでたわむことのない丈夫でキレイなケースというかベースというか・・・を作ってくれた義弟にも感謝します。オーダーで作ってもらうわけですから大変な費用がかかるところを、LWS1個分くらいの価格で仕上げてもらって助かりました。アクリルって高いですからね。おそらく材料代の実費じゃ無いかと思います。

Walhai 下から見上げた様子

Walhai 下から見上げた様子

高さがあるので水面下から見上げることもできます。 実は画面の左1/3ほどのところにアクリルの継ぎ目があるのですが、PhotoShopCS5が全自動でこれを消してくれました。よく見ると船底のラインが波打ってたりしますが、ジンベエ君の口は完璧に再現されています。最近のパソコンソフトは恐ろしいですね。ついでにピアノ線も消しておけば良かったですね。

陸上のジオラマで動きを演出するのは難しいのですが、水上では流れや波で簡単にスピード感を出すことができます。こんなんでも走っているようにみえるでしょ。水面下にジンベエザメが見えることになっているのですが、波打つ水面でよく見えなくなってしまいました。まぁ、実際の海でもこんなもんかも…水泡表現素材はポリエステルの粒が入っており、これが泡のように見えます。なかなかの優れものです。もうひとつの主人公のジンベエ君です。このキットなくしてはこの作品はありえませんでした。正面から見た写真です。これだけの高低差を持たせてみました。おかげでプラモの棚には収まりません。どこに置こうか…

さぁ、モケモケに持って行かなくっちゃ。

(全作品完成まで あと78)

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