パンターA後期型 その4 車体各部の組立て
2010年8月26日
OVMラック
パンター戦車の特長としてOVMの取り付け方法があります。他のドイツ戦車(だけじゃなく連合軍も含め)はOVMが車体のあちこちに直接取り付けられています。まぁ、直接取り付けられているのは留め具でして、OVMを直接取り付けたら使い物になりませんけど(笑)。
一方パンターはOMVをひとまとめにして取り付けられるラックが車体に付いており、そこに留め具でOVMが取り付けられています。
これは左前のOVMラックです。 スコップや斧、バールに牽引用のクレビスが取り付けられています。キットにはチェーン付きの割ピンもエッチングパーツで付属しています。
OVMラックの後ろの筒は内部が上下に分かれており、片方には砲身を掃除するクリーニングロッドが、もう片方には予備のアンテナが入っています。
こちらは反対側のOVMラックです。消火器やワイヤーカッター、エンジン始動用のクランク、ジャッキ台なんかが付いています。ジャッキ台には履帯交換時に履帯を引っ張るためのワイヤーが巻かれているはずですが、キットに付属してなかったので今回は無しということで・・・
この後ろには写真には写っていませんが、 ハンマーなどが付いたラックがあります。
予備履帯ラック
予備履帯も片側12コマずつ予備履帯ラックに取り付けられます。車体にコーティングをしなければそのままですんなりとはまるのでしょうが、コーティング分だけ車体が厚くなってしまっているので、予備履帯の裏側(接地側)を削ってはまるようにします。予備履帯ラックにも脱落防止用のチェーン付きピンが付いています。
反対側です。途中で予備履帯を削るのがいやになったので、じゃなくって、まぁ、わざとらしく情報量を増やすために、あえて後ろの2組を外してみました。脱落防止用のピンがぶら下がっています。
ドラゴンのエッチングパーツは薄すぎるうえに(それゆえか?)、ふにゃふにゃでなかなか使いづらいです。さらに寸法がおかしかったりで、かえってディテールダウンにもなりなねなく、ちょっと評判が悪いですね。
実際にまじめに全部使おうとすると、ただ面倒なだけです。実はこの予備履帯ラックも実車の写真と比べると若干薄すぎですよね。といってもプラパーツでは厚すぎですし、悩ましい限りです。
車体後部
車体の後部です。左側の排気管だけ3本立っていますが、両端の2本は排気管ではなく、外気を吸い込み冷却するためのパイプです。
パンターA型では戦闘室の暖房のために左のラジエターからの排気を車内に入れるようにしたため、左の排気温度が上がったため、左側だけ冷気導入管がつけられたというわけです。
おっと、そういえば車間表示灯を付け忘れていますね。左のマフラーの下に筒型のが付くはずです。おっと、おっと、さらに右のマフラーの下にはエンジン始動用クランクを差し込む時の支えの金具が増設されているのですが、それも忘れています。気づいてよかった・・・(汗)
(全作品完成まで あと77)
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