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ティーガー1極初期型 その6 基本塗装、迷彩塗装

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : ドラゴン Post : 229-6

塗装開始

ティーガー1極初期型 サフを吹くと圧延鋼板のテクスチャがよくわかる

ティーガー1極初期型 サフを吹くと圧延鋼板のテクスチャがよくわかる

金属部分にはメタルプライマーを吹き付けておきます。その上から金属部分や異なる色のパーツを使った部分を中心にサフを吹いておきます。ドラゴンの成形色はサフの色と近いので、適当に塗っても大丈夫。

サフを塗ると荒らした装甲板の表面が良くわかります。一度荒らした後、ペーパーをかけてならしたので、くぼむように荒れる圧延鋼板の荒れを再現できます。ですが、最近のタミヤのキットと比べると、まるでレベルが違いますけどね(汗)。

ティーガー1極初期型 影吹き

ティーガー1極初期型 影吹き

影色を吹きます。影色はクレオスのマホガニー、タイヤブラック、フラットベースを2:2:1で混ぜた物を使います。大きめの調色瓶に作り置きをしてあります。実は履帯の基本色もこの色でして、履帯は全部この色で一緒に吹いてしまいます。

ティーガー1極初期型 基本塗装

ティーガー1極初期型 基本塗装

基本塗装です。この時期のドイツ戦車の基本色はドゥンケルグラウ(ダークブラウン、ジャーマングレー)です。ですが、市販のジャーマングレーをそのまま塗ると黒くなりすぎます。そこで今回は基本色にMr.カラーのエクストラダークシーグレー(#333)を使いました。別にこの色にこだわったわけじゃなく、たまたま手持ちにあった濃いめのグレーで残りが多かったのが、この色だったというだけです(オイオイ)。

塗ってみて「やっぱり」という印象なんですが、ここまで濃い色の場合は影吹きはあまり意味がありませんね。全部塗りつぶされちゃいました(汗)。

ジャーマングレーの2色迷彩

さて、本来ならこれで塗装は完了というところですが、実は最近の調査でスターリングラードに送られた第502重戦車大隊の車輌はジャーマングレーにマウスグレーの迷彩塗装がされていたのではないかという説が出てきました。たしかに残された実車の写真を見ると迷彩塗装らしき模様が見える写真もあります。

この100号車は泥にはまって動けなくなったところをソ連軍につかまり、ほぼ無傷で残されたのですが、その写真を見ても迷彩塗装の有無は良くわかりません。ところが砲塔後ろの像の部隊マークの写真を見ると、たしかに地の色が多少まだらになっているようにも見えます。

マウスグレーを戦車に使ったという史実は見つかっておらず、この説の裏は取れていないらしく、しかも私見ですが、この様なあるかどうかもわからないような迷彩をしたところで手間の割に効果はどうだったのか?という疑問も残るために、本当に迷彩塗装だったかどうかは疑わしいとも思えますが、それでもジャーマングレーベースの迷彩なんて珍しいので、こんな機会しかやることもないと思い、思い切って迷彩で行くことにしました。

ティーガー1極初期型 グレーの2色迷彩

ティーガー1極初期型 グレーの2色迷彩

そんなわけで、迷彩塗装です。実車の写真を見ても迷彩のパターンは良くわかりません。写真が不鮮明なせいなのか、それとも本当に不鮮明な塗り分けだったのかも判断できないのですが、まぁ、写真で見えるような感じに模様を付けてみました・・・のつもりですが、もう少し横に流れるようなパターンにも,見えなくもない・・・

使用したのは #333エクストラライトシーグレー と #305グレーFS36118

使用したのは #333エクストラライトシーグレー と #305グレーFS36118

マウスグレーというのがどんな色なのか良くわかりませんが、基本塗装に使ったダークグレーよりも若干明るい色を手持ちから探して塗ってみました。使ったのはクレオスのグレーFS36118(#305)です。クレオスの300番台は飛行機のカラーなのですが、多種多様なグレーが揃っているので重宝します。

塗装の最後にデカールを貼り付ける場所にツヤ有りのクリアを吹いてテカテカにしておきました。

(全作品完成まで あと82)

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