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イギリス・歩兵戦車チャーチルMk.3 その2 車体の組立てと履帯

Category : AFV イギリス

Scale : 1/35 Maker : AFVクラブ Post : 236-2

圧延鋼板の荒れ

チャーチルMk.3 圧延鋼板の荒れ

チャーチルMk.3 圧延鋼板の荒れ

車体の表面に圧延鋼板の荒れ表現を付けます。本当ならパーツを付ける前に行うのですが、今回はこの段階で行いました。なぜかって? 単に忘れていたからなんです(+_+)\バキッ!

各面は非常に厚い装甲板で構成されており、その切り口にも溶断の痕をデザインナイフでつけます。実車の写真を見るとわりときれいに見えるのですが、近づいて撮影した写真では、ドイツ戦車のように結構ボコボコしているのが確認できました。

チャーチルMk.3 ハッチのヒケを修正

チャーチルMk.3 ハッチのヒケを修正

ハッチは裏側のパッドまで一体で成形されています。そのためパーツの厚みがかなり暑くなり、中央部に派手なヒケが見られました。ここはパテで埋めるのですが、そうすると表面を平らにならす際に小さなリベット(ボルトか?)が取れて無くなってしまいます。そこで0.5mmのプラ棒と1mmのプラ棒を使ってリベットを作っておきました。

チャーチルMk.3 増加装甲のヒケも修正

チャーチルMk.3 増加装甲のヒケも修正

同様に全面の増加装甲にもヒケが見られたので、こちらもパテで整形です。やはりリベットが無くなってしまったので、プラ棒で復元しました。

チャーチルMk.3 予備履帯

チャーチルMk.3 予備履帯

予備履帯です。キットにはベルト式の軟質プラ製の履帯が入っており、予備履帯も同じ材質でできています。よく出来た履帯ではあるのですが、予備履帯としてみると、履いた履帯よりも目立つ位置にあるので、ちょいとモールドがだるい感じがします。以前チャーチルAVREを作ったときに余った連結式履帯がありましたので、それをつけることにします。やっぱり通常のプラの方がモールドがシャープですね。

履帯の取り付け

チャーチルMk.3 ベルト式履帯は接着できない

チャーチルMk.3 ベルト式履帯は接着できない

キットに付属のベルト式履帯はドラゴンやタミヤのものとは違い接着剤が全く効きません。プライマーを塗った瞬着を使ってみたのですが、ダメでした。さらに貼り合わせのベロの部分が非常に薄く、何度か挑戦している内にちぎれてしまいました。それでしかたがないので、写真のようにホッチキスで留めました。まぁ、上部はフェンダーで完全に覆われてしまいますから、全く見えませんから平気ですね。ただし、接着剤と同様に塗料も非常に乗りにくいため、ソフト99のバンパープライマーをしっかりと塗ってあります。

チャーチルMk.3 足まわりを 影吹き

チャーチルMk.3 足まわりを
影吹き

履帯を含め足回りのを影色(兼履帯のベースカラー)で塗装します。使ったカラーは自家製のチャコールグレーで、Mr.カラーのマホガニー、タイヤブラック、フラットベースを1:1:0.5で混ぜてあります。最初からエアブラシ用の濃度に希釈してありますし、基本となる塗料は1瓶まるごと投入しますから、大きな調色瓶に大量に作り置きしてあります。

チャーチルMk.3 フェンダーの取り付け

チャーチルMk.3 フェンダーの取り付け

足回りの塗装ができたらフェンダーを接着します。非常に薄く成形されており、多少変形もしているので端から端までキッチリと合わせるのは苦労しますが、丁寧に作業をすればもともと合いの良いキットですから、ちゃんと収まるべき所に収まります。

ほとんど見えませんが、一応フェンダーの裏側も影色で塗ってあるんですよ。

チャーチルMk.3 フェンダーのフックを銅板で作り直す

チャーチルMk.3 フェンダーのフックを銅板で作り直す

前のフェンダーに付いたフックはそれなりのサイズがあるにもかかわらずプラの塊だったので銅板で作り直しました。銅板は柔らかいのでカッターナイフで傷をつけて、ペンチでつまんで曲げれば簡単に切り離せるので加工は簡単です。ですが、柔らかすぎて、シャープに折り曲げるのに多少コツがいりますね。

チャーチルMk.3 リアのジェリカンラック

チャーチルMk.3 リアのジェリカンラック

リアフェンダーのジェリカンの留め具はキットに付属のエッチングパーツです。ここで気づいたのですが、リアの予備燃料タンクのステーでしょうか、片側が無くなっています。い、いつの間に・・・
まっ、バトルダメージということで・・・(+_+)\バキッ!

(全作品完成まで あと89)

この記事は i-modellers 第2号に掲載された記事を再編集したものです

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