計画駆逐戦車E-10 その4 組立て完了
2011年1月19日
いよいよ組み立て作業も大詰めです。今回は主砲と天板の上の機関銃を組み立てました。主砲は48口径の7.5cm砲でして、G型以降の4号戦車に使われたものと同じです。
ちなみに48口径というのは砲身の長さを口径の何倍かであらわしたもので、砲身の内径も口径と呼ぶことがあるため実にややこしい。砲身の長さは口径長と呼ぶのが正しいそうなので、なるべくそう呼んだ方がややこしくないですよね。
それで、48口径7.5cm砲ですから、砲身の長さは7.5cm×48倍で3.6mとなります。畳2枚分の長さですよ、結構長いですね。
天板の上にある機銃はリモコンが付いていまして、車内から操作できたそうです。
照準器のペリスコープはドラゴンの余剰パーツから拝借しました。クリアパーツであるということよりも、ディテールがしっかりしているからです。キットに付属のペリスコープはレンズ部分がモールドされていないんですよね。スライド金型を使わなければいけないので、多少コストはかかると思うのですが、ぜひこれくらいはやってもらいたいですね。
運転手のペリスコープのカバーはプラパーツをつけていたのですが、エッチングパーツが入っていたので交換しました。
シュルツェン
やった~、組み立て完了だ・・・と思ったら、シュルツェンの組み立てを忘れていました。キットにはプラパーツとエッチングパーツの2種類が入っています。さっそくエッチングパーツを切り離してハンダ付けしました。
ところが車体にあわせてみると、車体につけられた座金までステーの腕が届きません。これは困った・・・と思い、プラパーツと並べて比べてみました。
オーマイガッ!なんとステーの折り曲げ位置が間違っています。写真をよく比べてみてください。明らかにおかしいですよね。でもこれってちゃんと折り曲げ線に沿って曲げてるんですよ。わたしのせいじゃありません、トラペが・・・トラペが・・・
まぁ、人のせいにしても始まりません(人のせいですけど・・・)。うまい具合に今回のエッチングパーツはかなり厚みがあるので、曲げ直しても壊れないでいてくれそうです。
一度ペンチで曲げた部分を伸ばして平らにし、1mmほど曲げ位置をずらして曲げてみました。こんどはプラパーツと並べてみても同じ形をしています。そしてこの薄さはやっぱり金属パーツです。
さぁ、残り6枚も修正しましょう。これにて組み立て完了です。
(全作品完成まで あと89)
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