試作重戦車VK.45.02(P)H その3 塗装
2011年4月25日
Category : AFV ドイツTags : ケーニヒスティーガー
サフ吹き、影吹き
組み立てが完了したら次は塗装です。車体は金属パーツも若干使っていますから、クレオスのプライマー・サーフェイサーを使用しました。これ一つであらゆる素材に対応してくれるので便利です。でもこの程度のエッチングパーツでしたら普通のサフでも十分でしょうけどね。
サフの上からは影色を吹きます。はっきりとした3色迷彩を施す場合は結果的には影吹きはあまり残らないような気がしますが、いつもやっているのでそのまま惰性で塗ってしまいました。
基本塗装は自家製のダークイエローです。レシピはクレオスのMr.カラーのダークイエロー、サンディブラウン、フラットホワイトを同量ずつ混ぜています。何度混ぜても同じ色を作るために大きな貯蔵瓶にまるまる1本ずつ投入して作っています。これなら塗装の途中で塗料が切れても同じ色を何度でも作れますからね。
迷彩塗装
三色迷彩を塗ります。今回は境界がくっきりとした塗り分けを行います。飛行機ならマスキングをして・・・となるのですが、表面にOVMなどがびっしりついた状態ではマスキングはもはや出来ません。そこでまずはエアブラシで塗装し、ぼけた境界を筆でくっきりと塗り分けるという方法をとることにしました。
ところがダークイエローにオリーブグリーンを塗ってはみ出たオリーブグリーンを薄いダークイエローでリタッチしようとしてもなかなかうまく隠れてくれません。この逆ならば簡単ですよね。
そんなわけで、エアブラシでの塗装は次の手順で行います。
- ダークイエローで基本塗装
- レッドブラウンで迷彩を描く
- オリーブグリーンで迷彩を描く
- ダークイエローでもう一度境界を塗る
こうすると、薄い色から濃い色へ(ダークイエロー→オリーブグリーン→レッドブラウン)とボケ足が出ることになるので、絶えず濃い色でリタッチできることんになり、境界をくっきりと塗り分けることが出来ます。さらに後期のキングタイガーらしく、光と影迷彩の点々を描いてみました。
クリアコートとデカール貼り
どんなに頑張っても筆目は多少残りますし、さらにツヤにムラが出来てしまいます。そこで全体のツヤを調節して筆ムラやツヤムラをわかりにくくするために車体全体にツヤ有りのクリアーをオーバーコーとします。
これはまたデカールの下地作りにもなります。なるべくツルツルの面に貼った方がデカールはキレイに貼れますからね。デカールはキット付属のデカールは使用せず、ジャンクパーツから探してきた番号を貼ってみました。イメージはアルデンヌのキンタです。
(全作品完成まで あと95)
この記事は i-modellers第2号に掲載された記事 を再編集したものです。
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