ドイツ・試作重戦車VK.45.02(P)H その5 完成!!
2011年5月12日
Category : 完成 AFV ドイツTags : ケーニヒスティーガー
仕上げ
仕上げはウオッシングとドライブラシです。ウオッシングはいつものチョイと濃いめのエナメルの焦げ茶を塗り、綿棒で丁寧に拭き取ります。拭き取るくらいなら塗らなきゃいいのにと思われそうですが、これが良い味がでるんです。
ドライブラシは3色迷彩毎にそれぞれ3段階。そして最後に全色共通のハイライトをエッジにだけいれます。最後の共通色をしないと色の切り替え部分でハイライトが途切れてしまいますからね。
OVMや排気管にはMIGピグメントをエナメル溶剤で溶いて塗りつけてあります。排気管はサビサビで良いのですが、OVMはあまりにサビ過ぎますから、綿棒でこすってサビを落としてやります。このときに下地のメタルカラーから金属光沢が出てきて良い感じです。
雨だれの跡を付けます。雨だれは油彩を使って面相筆で書き込んでやります。失敗したら拭き取って何度でもやり直せるのでいいですね。
予備履帯を取り付けます。あらかじめ予備履帯には連結ピンを通すための穴を開けてありますから、そこに0.5mmのプラ棒で作った連結ピンを通します。連結ピンにはちゃんと頭も付けてあるんですよ。
ホコリ色のピグメントをアクリル溶剤で薄く溶いて車体のあちこちに流します。カサカサに乾くとホコリがたまったみたいになります。
車体の下もピグメントで汚します。アクリル溶剤で泥状にして塗りつけたり、堅い筆でこすってぼかしたり、アクリル溶剤を垂らしてぼかしたり、またまた粉を振りかけたりして様々な表情を付けてやります。なんだか泥遊びをしているようで楽しいですね。
完成!!
これにてVK.45.02(P)H試作重戦車の完成です。設計だけで作られることのなかったポルシェタイプのキングタイガーです。カッコいいですね。特に砲塔の後ろのラインと車体の後部の絞り込みがまったくキレイに一致しており、非常に美しいラインを描いています。う~ん、美しい♪
かつては数万円もするレジンパーツとエレファント、キングタイガーの3コイチで作らねばならなかった車輌がインジェクションキットとして発売されたわけですから、作らないわけにはいきません。ホント、製品化してくれたドラゴンさんに感謝、感謝です。
(全作品完成まで あと97)
この記事は i-modellers第2号 に掲載された記事 を再編集したものです。
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