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ドイツ・試作重戦車VK.45.02(P)H その5 完成!!

Category : 完成 AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 245-5

仕上げ

試作重戦車VK.45.02(P)H ウオッシングとドライブラシ

試作重戦車VK.45.02(P)H ウオッシングとドライブラシ

仕上げはウオッシングとドライブラシです。ウオッシングはいつものチョイと濃いめのエナメルの焦げ茶を塗り、綿棒で丁寧に拭き取ります。拭き取るくらいなら塗らなきゃいいのにと思われそうですが、これが良い味がでるんです。

ドライブラシは3色迷彩毎にそれぞれ3段階。そして最後に全色共通のハイライトをエッジにだけいれます。最後の共通色をしないと色の切り替え部分でハイライトが途切れてしまいますからね。

試作重戦車VK.45.02(P)H OVMなどの錆表現

試作重戦車VK.45.02(P)H OVMなどの錆表現

OVMや排気管にはMIGピグメントをエナメル溶剤で溶いて塗りつけてあります。排気管はサビサビで良いのですが、OVMはあまりにサビ過ぎますから、綿棒でこすってサビを落としてやります。このときに下地のメタルカラーから金属光沢が出てきて良い感じです。

試作重戦車VK.45.02(P)H 雨だれ痕

試作重戦車VK.45.02(P)H 雨だれ跡

雨だれの跡を付けます。雨だれは油彩を使って面相筆で書き込んでやります。失敗したら拭き取って何度でもやり直せるのでいいですね。

試作重戦車VK.45.02(P)H 予備履帯

試作重戦車VK.45.02(P)H 予備履帯

予備履帯を取り付けます。あらかじめ予備履帯には連結ピンを通すための穴を開けてありますから、そこに0.5mmのプラ棒で作った連結ピンを通します。連結ピンにはちゃんと頭も付けてあるんですよ。

試作重戦車VK.45.02(P)H 土埃

試作重戦車VK.45.02(P)H 土埃

ホコリ色のピグメントをアクリル溶剤で薄く溶いて車体のあちこちに流します。カサカサに乾くとホコリがたまったみたいになります。

試作重戦車VK.45.02(P)H 車体下部の汚し

試作重戦車VK.45.02(P)H 車体下部の汚し

車体の下もピグメントで汚します。アクリル溶剤で泥状にして塗りつけたり、堅い筆でこすってぼかしたり、アクリル溶剤を垂らしてぼかしたり、またまた粉を振りかけたりして様々な表情を付けてやります。なんだか泥遊びをしているようで楽しいですね。

完成!!

ドイツ・試作重戦車VK.45.02(P)H 1/35 サイバーホビー

ドイツ・試作重戦車VK.45.02(P)H 1/35 サイバーホビー

これにてVK.45.02(P)H試作重戦車の完成です。設計だけで作られることのなかったポルシェタイプのキングタイガーです。カッコいいですね。特に砲塔の後ろのラインと車体の後部の絞り込みがまったくキレイに一致しており、非常に美しいラインを描いています。う~ん、美しい♪

かつては数万円もするレジンパーツとエレファント、キングタイガーの3コイチで作らねばならなかった車輌がインジェクションキットとして発売されたわけですから、作らないわけにはいきません。ホント、製品化してくれたドラゴンさんに感謝、感謝です。

最初は砲塔を前に積んだV型が設計されたのですが、重量配分の悪さから、砲塔を後ろに積んだH型が設計しなおされました。ポルシェ型砲塔の流れるようなラインと、車体の後端の絞り込みがキレイに一致しており、ポルシェ砲塔がこの車体のために設計されたということがよくわかります。車体のレイアウトはエレファントと同じで、回転砲塔を持ったエレファントといったところです。塗装はアルデンヌのキングタイガーをイメージしてみました。履帯はキット付属のベルト式履帯をそのまま使いました。垂れ下がり表現をするためにピアノ線が仕込んであるのですが、ほとんど見えません。泥汚れはピグメントを使って表現しました。触ると取れてしまいます。長砲身の8.8cm砲が強そうですね。キンタファンとしてはぜひコレクションしたい1台です。

(全作品完成まで あと97)

この記事は i-modellers第2号 に掲載された記事 を再編集したものです。

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