ドイツ・2号戦車F型(1/24) Op.246 制作開始
2011年5月2日
大きな2号戦車
今までAFV模型といえば1/35が通り相場でして、ミニスケールを除けばほぼこのスケールで発売されています。なんで飛行機に合わせた1/32じゃないの?という疑問はこの際置いといて、1/35はこの業界のデファクトスタンダードになってしまっているということですね。
ところが最近モデラーの目が肥えてきたり、メーカーの過剰な精密化合戦の結果、とてもまともに組めないようなキットやアフターパーツまで登場する始末。また素組ではチョット・・・なんていう風潮もちらほら・・・
そんな現状に対応するかのように、国産AFVメーカーのタスカが1/24という意欲的なスケールの模型を出してくれました。といってももうずいぶん前の話なんですけどね。あれ以来次が出ないということは、思ったより売れていないのかな・・・
2号戦車とはいえ1/24ですから結構なサイズでして、そのために価格もちょいと高めで、たしか定価では6000円を超えていたと思います。いくら1/35のキングタイガーほどのサイズがあるとはいえ、この価格はちょいと手が出ません。私はとある事情からこのキットをタダで手に入れることが出来たので、作ることになったのですが、やはり買ってまでもとは思えませんでした。でも、そんな気持ちを払拭するほどのキットであることもチョイと期待しています。
組み立て完了
実はここ数日微熱がありまして、GW最初の3日間はこもりがちでした。プラモ日記の更新とかをしようにも肌寒い仕事場に行く気にもなれず、3日も更新を開けてしまいました。その結果、なんと2号戦車はこのように組み立てが完了してしまいました。
キットには最小限のエッチングパーツも入っています。それこそほんのちょっぴりです。しかもややこしい細工は必要無く、チョイと曲げて貼り付けるだけですから、エッチングパーツに不慣れな方でも全然大丈夫です。
履帯は組み立て式で、実車同様に連結ピンでつないでいきます。連結ピンは金属製で丈夫ですし、ちゃんとピンの頭もついています。また履板も制度が良く、穴は正確に開けられているので、ランナーから切り離してつないでいくだけです。ただし、いくら簡単とは言え、かなりの数をつながなければいけないので、全組み立て作業の半分くらいはこの履帯の連結作業でした。
さすがは1/24です。細かなパーツもプラパーツで再現されています。エンジン後部の小さな蓋を留める蝶ねじもちゃんと入っています。
OVMクランプは上下別パーツでなかなかの再現度です。OVMは塗装後にはめる予定ですから、クランプの上のパーツは現在取り付けられていません。また、通常は無視されることが多いライトケーブルもちゃんとプラパーツで入っています。
雑具箱の留め具はプラパーツとエッチングパーツのハイブリッドです。またエンジンの吸気口のガードもちゃんとパーツ化されていますが、ゲートが処理できません。ここはパーツがしっかりとついてから、ハンドリューターでがりがりと整形しましょう。
フロントフェンダーの留め具も小さいながらもプラパーツで再現されています。
2号戦車の主砲である2cm機関砲にはフラッシュハイダーがついていますが、さすがにこれはインジェクション成形ではちゃんと再現できません。穴の代りに薄いくぼみがモールドされているだけですし、パーティングラインの付近ではそれすら消えかけています。
そこで0.5mmのミニドリルでくぼみに沿って穴を開けてやります。数が多いので結構面倒な作業ですが、これだけでずいぶんカッコ良くなります。ぜひここは金属パーツをおごってほしかったですね。
(全作品完成まで あと99)
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