ドイツ・2号戦車F型(1/24) その6 フィルタリング
2011年5月19日
油彩を使って陰影を付けていきます。油絵の具を色を変えたい箇所に置いて溶剤で広げる作業をするのですが、その際手際よくやらないと昨日までの作業の分まで溶剤で拭き取ってしまいそうです。
ミグ氏は非常に手際が良く迷いがないので、連続でどんどん作業を進めますが、私は試行錯誤を繰り返しながら進めますので、結局昨日の墨を取ってしまいそうになりました。
そこでもう一度ラッカー系の半ツヤクリアでオーバーコートして昨日までの作業分を保護してから進めることにしました。
ダークイエローの部分の影にはオレンジとか茶色をオリーブグリーンの部分の影にはグリーンとかブルーを起きます。茶色とブルーは深い影の部分になります。油絵の具はチューブから出したままでは少し濃いので、溶剤で少しだけ溶きました。
溶剤を染ませた平筆で絵の具をぼかして周囲となじませます。筆に付けた溶剤はティッシュなどでぬぐって減らしてやります。あまりベチョベチョに塗れていると絵の具を全部吸ってしまうからです。昨日の墨入れよりは残し気味にしないと意味がありませんからね。
ハイライトになる部分にアイボリーを置いていきます。別に白でも全然かまわないかもしれませんね。
面として明るくする部分とか、際立たせたいエッジなんかに絵の具を置きます。
ハイライトも影と同じように平筆でならします。全部の作業が完了するとこんな感じになりました。ドライブラシではなく油彩でハイライトを描き込んでいます。
砲塔や戦闘室の天板はかなり明るくしてあります。またエンジンの点検ハッチや運転手のハッチ、雑具箱のハッチなどはカラーモジュレーションと同様にグラデーションで明度を変化させ、さらに一番端にはハイライトを入れています。結構手間はかかりますが、楽しい作業ですし、失敗したら拭き取ってやり直せるというのがいいですね。
油彩はエナメル塗料と違い乾燥に時間がかかります。そのため昨日の墨入れよりはかなりゆっくりした進行になります。昨日はUstreamの実況を見ながらのんびりと進めました。
(全作品完成まで あと102)
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