フィンランド・突撃砲BT42 その2 塗装
2011年8月2日
Category : AFV フィンランドTags : BT42
インテリアの塗装
最初にインテリアを塗装します。インテリアには椅子と砲尾しかないのですが、大きな開口部から結構見えるので塗り分けだけはしておきました。砲尾の色はよく分からなかったので、黒で塗っておきました。
これで砲塔の床や車体の天板を接着して組み立てはホントに完了です。
サフ吹き、影吹き
サフを全面に吹きます。使ったのはクレオスのプライマー・サーフェイサーです。金属パーツがあるので使いました。金属もレジンもプラもこれ1本ですから便利ですよ。
影色を拭きます。第1転輪の周囲やエンジンデッキのように入り組んだ場所には念入りに塗っておきます。
ホイールはほぼ真っ黒です。また履帯はこの色がベースになるので、やはり全体を塗りつぶしてしまいます。
基本塗装
今回はフィールドグレーの単色で行きますが、より立体感を強調するために基本塗装の段階で明暗を付けておきます。基本塗装の1色目はグリーンFS34079というベトナム戦争時のジェット機用の迷彩色です。影色を完全につぶさないように車体の下面を中心に塗ります。
2色目はMr.カラー52番のフィールドグレー2を塗ります。最初に塗った暗部の色をつぶさないように残りを塗っていきます。ミゲル・ヒメネス氏の提唱するカラーモジュレーションでは立体感を強調するために面毎に異なるグラデーションをかけるのですが、どうも私はそのあたりのコツがよくわからないので、今回は上下方向のみのグラデーションとしました。
転輪は裏側は暗部の色、表側は明るい色で塗装してあります。このように比べてみると色の違いがよく分かりますよね。
最後にフィールドグレー2にフラットホワイトを少し混ぜて明度を上げた色を上面のパネルの中央付近に吹いて、できあがりです。
デカール貼り
デカールを貼ります。デカールを貼る下地にはツヤ有りのクリアを吹き、ツルツルにしておきます。そうするとデカールがしっかりと密着するので、余白が白く光るシルバリングを防ぐことが出来ます。
デカールが十分に乾いたら(私は丸2日置きました)半ツヤのクリアをオーバーコートしました。ツヤ消しのままではこの後の墨入れと拭き取りの作業で汚らしくなってしまうからです。
また、車体の下部には土埃の汚れを再現して、フラットアースを吹き付けてあります。
転輪の塗分け
本体の乾燥待ち時間に転輪の塗り分けをしておきます。今まではクレオスのMr.カラーのタイヤブラックを使っていたのですが(右)、今回からは水性ホビーカラーのタイヤブラックに変えてみました。
こちらの方が黒いんですが、ラッカー系のMr.カラーの方は緑がかっているので以前から気になっていたんです。それをi-modellersのライターでも有り、Bluebellホビーの店主でもあるBluebellさんから教えていただいて、今回から水性に鞍替えをしたというわけです。
(全作品完成まで あと98)
この記事は i-modellers 第3号に掲載された記事 を再編集したものです。
コメントを残す