33式突撃重歩兵砲 その3 基本塗装とスミ入れ、細部の塗分け
2012年1月6日
Category : AFV ドイツTags : 15cmsIG3333式突撃重歩兵砲3号戦車
基本塗装
私はジャーマングレーの塗装には少し明るめのエクストラダークシーグレー(Mr.カラー#333)を使います。そして明色と暗色としてMr.カラー#305とガンダムカラーのファントムグレーを使いました。グレー系は非常に色の種類が豊富なのであえて調色しなくても瓶生の塗料で間に合ってしまいます。瓶生なら途中でカラーが無くなっても買いに行けば良いだけなので安心ですよね。
こんな感じに塗り上がりました。足回りはほぼ暗色です。写真には写っていませんが、車輪はほぼ中間色のエクストラダークシーグレーです。
側面は広く平らなので、単調にならないようにグラデーションで明度を変化させています。また天板など光が強く当たる部分は中心から明色を吹いています。
側面の中央部分が黒っぽく見えるのはデカールを貼るためにツヤ有りのクリアを吹いているためです。
デカール貼りとスミ入れ
貼り付けたデカールが完全に乾いたら、スミ入れの下準備として全面に半ツヤのクリアを吹いておきます。
スミ入れをします。AKインターラクティブのスミ入れ用塗料(ストリーキンググライム)を筆で影になる部分や雨だれの部分に塗り、ちゃんと乾燥させます。
このちゃんと乾燥というのがキモです。そうしないと拭き取りで全部取れちゃいます。平筆に溶剤を染ませて拭き取っていきます。溶剤は付けすぎないように注意してくださいね。側面などは筆を運ぶ向きを上下にすることで、雨だれの筋(これがストリーキングなんですね)が残ります。
エナメルのスミ入れ塗料が乾いたら、上からツヤ消しのクリアを吹いて保護するのと同時に、ツヤを統一させます。
細部の塗り分けをします。木の部分は水性アクリル塗料のアメリカーナ、金属部分はメタルカラーのダークアイアンの上からさび色のピグメントを塗り、綿棒でこすって金属光沢を出しています。3号戦車系のOVMはエンジンデッキが邪魔になって塗りにくいのですが、今回は数が少ないので楽ちんでした。
(全作品完成まで あと89)
この記事は i-modellers 第5号に掲載された記事 を再編集したものです。
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