12.8cm野砲K44[ラインメタル] その2 組立て完了
2012年1月18日
Category : AFV ドイツTags : 12.8cmK44
砲架(上)の組立て
防盾を砲架に取り付けます。これだけのサイズのエッチングパーツの接着面はイモ付けなので強度が心配だったのですが、なんとかガッチリ付いてくれました。防盾の両サイドが平行にならないのですが、少し後ろが開き気味なのが正解のようです。
車輪を取り付けます。車輪は下部の砲架やリンバーにでは無く、なんと上部砲架に取り付けられます。つまり、砲と一緒に旋回するんですね。
この4つの車輪は移動時には下に降ろされ、戦闘時には上に跳ね上げられます。今回は戦闘時の姿を作るので、この車輪は上に上がった状態です。
車輪の周囲は細かなパーツが満載で非常に精密に出来ています。組むのに手間はかかりますが、がんばりどころですよね。
砲の旋回や俯仰を操作するための機構もちゃんとパーツになっています。あまり目立たない箇所ですが、裏返してみるとよく分かりますね。砲架(下)の組立て
砲架(下)も組み立てます。こちらはよくある十字砲架ですね。私は4つの車輪はてっきりこの十字砲架に固定されているとばかり思っていました。
運搬時には、写真で向かって左側の足の先に飛び出した棒に後ろのリンバーが取り付けられます。もちろん左右に張り出した脚は折りたたまれます。
本来戦闘中は4つの脚を地面に固定するペグが穴にささっているのが本当ですが、今回は砲架に取り付けた状態で作りました。
12.8cm砲の組立て
12.8cm砲を組み立てます。55口径長12.8cmですから、実物で6.9m、1/35でも20cm近くある長大なサイズです。
クルップ案と違い、分厚い素材で作られ大きめの穴の空いたマズルブレーキはプラパーツで再現されています。もちろんこの穴を全て外周に対して鉛直に開けるのはインジェクション成形では不可能なので、キットではガイドのくぼみが付けられたパーツに自分で穴を開けて作ることになっています。手間はかかりますが、非常にシャープな仕上がりになるので、この解決策もありかと思います。
リンバーの組立て
最後にリンバーを組み立てます。このラインメタル案では車輪は全部で6個、前の4個は砲架に取り付けられており、後ろの2輪がリンバーとして取り外し式になっています。
組立て完了
これにて全ての組み立てが完了しました。全部のパーツを仮り組みしてみるとこんな感じになります。4つの車輪を跳ね上げたスタイルは非常に独特です。
それぞれのパーツは塗装に備えて再びバラバラにしました。それでも、車輪の付いた上部砲架がかなり複雑な形状をしているので塗装は大変そうです。やっぱり車輪は別々で塗装してから取り付けた方が良かったかもしれませんね。でももう付けちゃったので、頑張って塗るしかありません(^_^;)
(全作品完成まで あと88)
この記事は i-modellers 根生の大砲ギャラリー に掲載された記事 を再編集したものです。
コメントを残す