ドイツ・12.8cm野砲K44[ラインメタル] その5 完成!!
2012年1月31日
Category : 完成 AFV ドイツTags : 12.8cmK44
ウエザリング
チッピングを入れます。チッピングはタミヤのエナメルのジャーマングレーとハルレッドを適当に混ぜてそれをスポンジに付けてぽんぽんとスタンプしていきます。スポンジに塗料を付けたら、メモ用紙などで適当な濃さ(点々がちゃんと見える)になるまで塗料を減らしてからプラモにスタンプします。
あまりに手軽なため、気をつけていないと傷だらけのボロボロにしてしまいます。すぐに止めるくらいがちょうど良いですね。
私はどうもこの作業が苦手なのですが、キズが付きやすい所とそうでない所のメリハリを極端に付ける方が良い結果になるようです。
泥汚れ
ピグメントで泥汚れを付けます。モデルカステンのミリタリーピグメントをアクリル溶剤で泥状に溶いて塗りつけ、乾いたら堅い筆でこすって落とします。今回はあまりドロドロにするつもりがないので、ほとんど掻き落としてしまいました。
完成!!
これにて12.8cm野砲K44【ラインメタル】の完成です。手元にあったドイツ兵のフィギュアを添えてみると、この砲がいかに巨大かがよく分かりますよね。すごく迫力があります。
12.8cm55口径の砲身は12.8cm×55ですから704cmと7mをわずかに越えます。大砲は砲身が長ければ長いほど燃焼時間=加速時間が長くなるので、砲弾の初速が早くなります。空気抵抗による減速は砲弾が大きくなればなるほど小さくなるため、この砲の威力は凄まじい物だったと予想されます。
大砲はどれだけ大きくなっても基本的に同じしくみですが、サイズが大きいためにハンドルは複数の砲手で操作しなければならないためにたくさん付いています。
4つの大きな車輪を跳ね上げて戦闘態勢になるので、砲の旋回の時には大きな車輪を付けたまま向きを変えます。これは素早い動きにはやっぱり不利なんでしょうね。アイデアはオモシロイのですが、ボツになったのはそんな訳だったのでしょうか?
クルップ案のK44と並べてみました。防盾の形状、砲架の形以外にもマズルブレーキが異なります。背の高さはラインメタル案の砲が気持ち低いですね。でも重さはこちらの方がけっこうあったと思いますよ。
こうして作り比べられるのもプラモの楽しみなのですが、こんなのを同時期に出してくれたトランペッターに感謝です。キットの出来もいいですしね。価格も手ごろで大変オススメです。
(全作品完成まで あと87)
この記事は i-modellers 根生の大砲ギャラリーに掲載された記事 を再編集したものです。
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