3号突撃砲A型 その5 塗装
2012年3月26日
Category : AFV ドイツTags : 3号戦車3号突撃砲
サフ吹き
まずは全体にサフを吹きます。写真は白っぽいですが、普通のプライマーサフです。
サフを吹いたらビックリ、フェンダー後部の雑具箱の側面に派手なヒケを発見。パテで修正をしたため、工程は1日遅れとなりました。よく確認したつもりだったんですけどね・・・
影吹き
つづいて影吹きです。影になる部分に影色を塗っていくのですが、天板以外はほぼ真っ黒です。
影色は自家製のチャコールグレーでして、マホガニーとタイヤブラックを同量混ぜ、ツヤの調整のために(完全なツヤ消しにします)、フラットベースを半分ほど加えます。
基本塗装
3号突撃砲のA型は大戦の初期の車輌ですから、ジャーマングレーでの塗装となります。私はジャーマングレーの代わりにMr.カラーの#333、エクストラ・ダーク・シーグレーを使います。
この色を中心に少し暗い色で影になる車体の下半分を塗り、次にエクストラ・ダーク・シーグレーで上半分を塗ります。
最後に少し明るい明色で光がよく当たる部分にグラデーションを入れます。戦車は屋外で行動しますから太陽光の下にいます。太陽の光は直進性が非常に強いので、ハッキリとした影を落とします。ところが模型は蛍光灯の下で見ることが多く、こちらは拡散性の光源のため、影はあまり強くできません。そのため、全部同じ色で塗ってしまうと、戦車がコントラストのない、ぼやけた感じになってしまいます。人工的に陰影を強調するAFV特有の塗装にはこの光源の違いによるコントラスト不足を補うという意味もあるような気がするのですが、いかがでしょうか?
さらに、デカールを貼る部分の下地としてツヤありのクリアを吹いておきます。このまましっかりと乾燥させます。この乾燥が悪いと、出来の悪いデカールの場合ちゃんと密着してくれません。この上からクリアのオーバーコートをしても、ウオッシングの時に浮いてきてしまうことがあります。このキットの場合、デカールが少々古いので、そのあたりは十分に警戒する必要がありそうです。
(全作品完成まで あと89)
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