対地雷戦車シャーマンクラブ その4 砲塔の組立て
2012年4月23日
Category : AFV イギリスTags : M4シャーマン
砲塔を組み立てます。砲塔は英米のシャーマンでほとんど同じのようですが、英軍仕様では砲塔後部に雑具箱が付きます。もともとドラゴンの米軍仕様のM4A4シャーマンから改造するように作られたコンバージョンセットですから、レジェンドのセットにはこの雑具箱もレジンパーツとエッチングパーツを組み合わせて作るように入っているのですが、タスカのキットは英軍仕様ですから、これがそのまま使えます。仕上がりの出来は変わりませんから、当然楽なプラパーツを使います。
車長用ハッチはフィギュアを乗せますから、接着せずに乗せてあるだけです。塗装がすんだら開いた状態で接着します。
シャーマン・クラブは鉄の玉の付いたチェーンで激しく地面をたたきながら進みますから、土やホコリを派手に巻き上げます。そのため主砲の基部には泥よけのカバーが掛けられています。うれしいことにこのカバー付きの主砲もレジェンドのセットに入っているので、そのまま取り付ければ感じの良いカバー付き主砲となります。
このレジンパーツ、砲身と砲の基部の2つのパーツからなるのですが、砲身を切り出す際に凸凹にえぐれてしまいました。もしかしたら最初から成形不良だったのかもしれません。
こんなことはレジンキットではよくあることで、ちゃんとパテで埋めておかなければいけません。
レジンキットは作ったことがある方はよくご存じですが、瞬間接着剤に非常に良く付きます。そこで穴埋めには粘度の高い黒い瞬着というものを使います。この商品、接着剤ではあるのですが、もっぱらパテのような使い方をします。硬化後の硬度も比較的柔らかく、削りやすいのもいいですね。
厚塗りしますので、塗ったままでは硬化に5分~20分とお世辞にも瞬間とは言いがたい時間がかかります。そこでアルテコスプレープライマーというものを吹きかけて硬化を促進します。これを吹きかければまもなく硬化します。
アルテコプライマーはその名の通り、下地剤(プライマー)でして、瞬着で接着する時に、接着剤を塗った側と反対側のパーツにシュッと吹きかけておくと、触れた瞬間に硬化させるというものです。ただし余りに硬化が早すぎて、位置決めが一発勝負になるので、私は位置が決まってから吹きかけて硬化させるようにしています。
これにてシャーマン5の組み立てが完了しました。次回からはいよいよ本格的にレジンパーツの組み立てに入ります。あ~あ、シャーマン・クラブなんて言わなきゃよかった・・・
(全作品完成まで あと88)
この記事は i-modellers 第6号に掲載された記事 を再編集したものです。
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