対地雷戦車シャーマンクラブ その7 ローラーの組立て
2012年5月4日
Category : AFV イギリスTags : M4シャーマン
地雷処理装置のローラーを組み立てます。シャーマン・クラブではアームの先に付けたローラーを高速回転させ、ローラーに取り付けられた52本のチェーンで地面をたたいて地雷を爆破させます。
そのローラーにはチェーンを取り付けるための基部があるのですが、これがレジンパーツとエッチングパーツで再現されます。1つの基部にはレジンパーツ3個とエッチングパーツ2個からなっており、これが52組もあるのですから、そりゃもう大変なのなんのって・・・
この作業に3日もかかってしまいました(^_^;)。
実車では基部のチェーンに付く金具は自由に動きますから、重力で垂れ下がります。それを意識して、最初にローラーの向きを決めておいてから、金具を貼り付けていきます。もし回転状態を作るのでしたら、遠心力で法線の向きに付けることになりますよね。
アームの先に挟んでみました。アームがこの角度ではチェーンは地面に届きません。つまり休んでいるか行軍している時の様子ですね。仕事をしている状態で作りたい方はアームを水平近くまで降ろさなければいけません。
変形したパーツの作り直し
このパーツ、もともとレジンの一体で作られていたのですが、最初から変形がひどく、なんど直してもまっすぐになってくれません。なにしろ三次元でゆがんでくれていますから、X方向に直せばY方向がゆがむ、Y方向を直せばZ方向にゆがむ、全部直すと今度はひねりが入る・・・てなぐあいでしまいにグニャグニャです。しかも両端に凸凹が付いているため、平らな板に当てることもままなりません。
当初はあきらめて多少ゆがんだ状態の物を付けていたのですが、どうもみっともないので、プラ板を切り出して作り直すことにしました。両端の部分だけはキットのパーツからのこぎりで切り出して貼り付けてあります。
今度はまっすぐです。気持ちが良いくらいです。最初からこうすればよかった。
レジンキットを良く作られる方にはこの手の話は時々うかがうことがありますね。レジンパーツを元にプラ板を切り出して作った方が修正するより早いってね。たしかにその通りです。この程度の工作(長方形を3つ切り出して貼り付けるだけ)ならだれでもできますしね。
組み立て作業も残すところ少なくなってきました。もうひとがんばりです。
(全作品完成まで あと88)
この記事は i-modellers 第6号に掲載された記事 を再編集したものです。
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