対地雷戦車シャーマンクラブ その9 塗装とデカール貼り
2012年5月11日
Category : AFV イギリスTags : M4シャーマン
サフ吹き、影吹き
いよいよ塗装の工程に入ります。まずはサフを吹きます。今回はレジンパーツ、金属パーツてんこ盛りですから、プラ、レジン、金属のどれにも使えるクレオスのプライマーサフを使用しました。1本ですみますから助かります。
続いて影色を吹きます。影色は自家製のチャコールグレーでMr.カラーのマホガニーとタイヤブラックを同量まぜ、そこにフラットベースを適量入れます。
塗料が廻りにくい箇所などの吹き漏れ防止も兼ねていますから、影になりやすい箇所はほぼ真っ黒になるまで塗っています。
基本塗装
基本塗装はクレオスのMr.カラー#15の暗緑色(日本帝国海軍機色)をベースにフラットホワイトで明るくした色を使いました。最初はベースとなるグリーンに影色を足した暗色でまずは車体の下半分を塗装します。
つづいて、基本色で残りを塗装します。かなり鮮やかな緑色となってきました。
そして最後に基本色にさらに白を加えた明色で光の強く当たる部分を塗ってできあがりです。
ここに3種類のシャーマン系車両を並べてみました。一番左は米軍のオリーブドラブのM4A3です。かなり茶色にふっていますね。
真ん中は英軍のファイアフライです。英軍の戦車のグリーンであるブロンズグリーンはクレオスやタミヤからは発売されていません。私は手頃な塗料としてクレオスの#16濃緑色を使ってきました。これは日本帝国の陸軍の飛行機の色でして、私なりにイメージに近いのですが、最近スミ入れやウオッシングにかなり赤みのある塗料を使っていることや、友達のmoppuさんの作られたシャーマン5の明るいグリーンの塗装に魅せられて、今回はもう少しきれいなグリーンになるようにあえて#15の暗緑色を明るくして使ってみました。この色は日本帝国軍の飛行機の色なのですが、海軍機の色なんです。
こうして塗ったばかりの状態ではかなり鮮やかな緑で、少しイメージとは違うのですが、ウオッシングの作業で色味が変わったときにどう出るか楽しみです。
デカール貼り
基本塗装の上からツヤ有りのクリアを吹いてデカールを貼る下地を作ります。クリアが十分に乾いたら(1~2日放置)、デカールを貼ります。
もともとキットはシャーマンVですから英軍には違いないのですが、シャーマン・クラブの物とは異なります。そんなわけで正確なデカールは手元に無く、かといって手書きで書くわけにも行かず(できません・・・)、あり合わせのデカールでそれらしく仕上げました・・・苦しい(^^;)
実車の写真で砲塔に大きく87番と書かれた写真を見たので、ドイツ軍戦車用ですが、似たフォントのデカールを探して貼りました。ただ、本当はこの1.5倍ほどのサイズでして、ほぼ砲塔の側面いっぱいになるほどの大きさが正しいんです。よっぽど手書きしようかとも思ったのですが、あまり出来ないことをやろうとしないほうがいいですね。さすがに・・・
このままデカールの乾燥まであと2~3日放置です。
(全作品完成まで あと88)
この記事は i-modellers 第6号に掲載された記事 を再編集したものです。
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