初音ミク・グッドスマイル・BMW Z4GT3 その8 研ぎ出し
2012年5月7日
クリアのオーバーコートも十分に乾いたころなので研ぎ出しをします。研ぎ出しとは左の図のようにプラの上に乗った塗料、デカール、クリアの層にできた凸凹を平らに削って磨く作業です。表面が平らになると、まるでデカールが塗装面に吸い込まれたかのように見えます。
この作業のキモはクリアの層を十分に厚く塗ることです。そのため今までは厚塗りに適したウレタンクリアを使って板のですが、今回普通のラッカー塗料で研ぎ出しをしてみることにしました。ちゃんとした厚さに塗れていればできるはずですからね。なにしろウレタンクリアは高価な上、扱いが少々ややこしいので出来れば使いたくありません。
最初は凸凹をガッツリ削らなければいけませんから、#1000のペーパーを使って平らになるように削ります。指で触って分かるほどの凸凹はここでほぼ解消されます。
前面にペーパーをかけると、表面はつや消しになり、全体に白っぽく見えるようになります。そして、よく見るとクリアの盛り上がった肩のすぐ下のあたりにはまだペーパーが当たっていないために色が濃く残った部分ができてきます。ここを中心に丁寧にゆっくりと削っていきます。
クリアの塗膜が十分でなかったり、慌てて削りすぎるとデカールが欠けてしまいます。2箇所ほど飛び出た部分でやらかしてしまいました。赤丸の箇所です。やはりラッカー系のクリアでは十分な塗膜が作れなかったのでしょうか・・・と塗料のせいにしてはいけませんね(+_+)\バキッ!
ペーパーがけはこの後#1500、#2000と番手を上げて仕上げていきます。この写真は#2000まで終えた状態です。まだ白っぽくつや消し状態です。ですが、デカールは塗装面に吸い込まれるように一体化しています。
続いてコンパウンドで磨きます。使ったのはタミヤの細目、仕上げ目、そしてハセガワのセラミックコンパウンドです。コンパウンドはたっぷりつけて磨きました。
ここまでくるとデカールの鮮やかな色は蘇り、表面がピカピカになります。ウレタンクリアのような濡れたようなネットリとしたツヤにはなりませんが、かえってナチュラルかもしれませんね。
研磨の作業ではげてしまった部分ができたのでここは筆でリタッチします。まぁ、これくらいは想定の範囲内ですからあわてません。
ここまで来たら完成は間近ですね。明日には完成させてモケモケさんに持ち込めると思います。すでにお店のショーケースにはガンプラがいっぱい並んでいました。これは厳密にはキャラクターもののプラモじゃないのですが、店長のお許しをいただいていますから、これで参戦です。そうそう、ついでにジオングでも持って行きますかね。こちらは文句なしでしょうからね。
(全作品完成まで あと89)
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