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ドイツ・3号潜水戦車 あしか作戦 Op.282 制作開始

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 282-1

リフォーム工事

我が家のリフォーム工事のため、現在塗装ブースが使用できません。1号指揮戦車もワイルドタイガーも塗装工程でストップしてしまいましたので、しかたがないので次の作品に手を付けることにします。

私の行きつけの模型屋さんのモケモケさんでは年に数回展示会が開かれます。その展示会の8月お題は夏にちなんで『水もの』です。主催者側の意図するところとしては艦船模型で、100歩譲って水上飛行機ってとこまででしょうが、そこは目立ちたがり屋の根生さんです。人の出さない物で勝負です(笑)。まさか陸の王者戦車を水ものに参戦させるとはお釈迦様でも気がつくめ~(笑)ですね。

まぁ、レギュレーションギリギリ感満載ですが、こんな機会でもなければ作る事なくお蔵入りしてしまいそうなキットなので、この際に成仏していただきます。

幻の英本土上陸作戦

ドイツ・3号潜水戦車・アシカ作戦 1/35 サイバーホビー

ドイツ・3号潜水戦車・アシカ作戦 1/35 サイバーホビー

機甲部隊の電撃作戦により瞬く間にヨーロッパ全土を手に入れたtドイツ軍は次のターゲットとしてイギリス本土侵攻を計画します。そして地上部隊が最初の足がかりを付けるために考え出されたのが、上陸用の戦車でした。

連合軍はノルマンディ上陸の時に水に浮く戦車を考えましたが、ドイツ軍は海底を進む戦車を計画します。戦車に防水処理を施し、長いパイプで海上から空気を取り入れながら海底を進みます。前は見えませんから、ジャイロコンパスを使って方向を決めて進むのですが、かなりの勇気が要ったと思います。

この海底戦車作戦はあしか作戦と呼ばれ、実際に作られた3号と4号の潜水戦車はテストを受けて完成までしました。ところがドイツ軍はその矛先をソ連に向けたためにあしか作戦は実際に行われることはありませんでした。

使わなかった潜水戦車は長いパイプをシュノーケルに換えてソ連侵攻の渡河作戦に用いられました。以前制作した4号潜水戦車はその時の仕様ですが、今回はまぼろしのアシカ作戦仕様で3号戦車を作ります。

それにしても、4号潜水戦車を作ったのがもう5年半も前なんですね。なんだかつい最近のような気がしています。なんかあれからあんまり進歩してないな~・・・って気がしてきました。頑張らねば。

足回りの組み立て

3号潜水戦車

足まわりの組立て

まずはお約束通り足回りから組み立てます。3号戦車はトーションバーサスペンションなので4号戦車のようなボギーがありません。組み立てが思いっきり楽ちんで、大好きです(笑)。

第1転輪と第6転輪にはダンパーが付くのですが、これの形が私が今まで作った3号戦車のとは少し異なります。もしかして3号戦車の型違いによるものなのか、それとも潜水仕様による違いなのかはわかりません。なにしろ資料となるアハパンなどが工事のためにお蔵入りしてしまっているからなんです(T_T)

3号潜水戦車

排気管の先に反跳弁が付く

ひとつ確実に言えるのは、排気管の先に付いた反跳弁(はんちょうべん)です。これは内側から排気ガスは通すのですが、海水がエンジン内に流入するのを防ぐ物です。潜水戦車ならではですね。

3号潜水戦車

可動式のトーションバーサスペンションは固めてしまう

内部には見えもしないのにトーションバーサスペンションが再現されます。私は組み立て式の履帯を使いますから、サスペンションは可動する必要はありません。そこで全部の転輪を取り付け終わったら、サスペンションには接着剤を流して固めてしまいました。ジオラマにする方はここで地面の形に合わせてもいいですよね。

3号潜水戦車

誘導輪とテンション調整ボルト

誘導輪にはエッチングパーツが使われます。内側には繊細なモールドもあるのですが、残念ながら完成後には全く見えないでしょうね。ここまでこだわらなくてもいいんじゃないかと思いますが、こういうところがモデラーにはたまりません。

誘導輪のテンション調整をするボルトですが、説明書の順番通りに組み立てるとピッタリと車体に合わないことが多いので、車体にパーツを取り付けながら組み立てた方がちゃんと組めます。まぁ、ここも完成後はあまり見えませんけどね(^_^;)

(全作品完成まで あと91)

前述のリフォーム工事で実は撮影ブースもたたまれてお蔵入りしているため撮影は仕事場の机の上にコピー用紙を敷いて行っています。そのため照明の輝度がたらず(天井照明だけですから)、ノイジーな写真しか撮れなかったのですが、最近知ったPhotoshopのCameraRawという機能を使ってきれいに補正できるようになりました。すごい性能ですね。ビックリするくらい写真がきれいになります。

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