3号潜水戦車 あしか作戦 その4 フロート、砲塔の組立て
2012年8月20日
フロートの組み立て
潜水戦車は水の底を走るのですが、ガソリンエンジンを動かすためには空気が必要です。もちろん乗員の生命活動にも空気は欠かせません。そのため、海底から海面までホースを伸ばして海面に浮かせたフロートに取り付けた空気取り入れ口から呼吸をします。このフロートにはさらにアンテナも取り付けられており、海面にいるサポート部隊と連絡を取ります。
潜水戦車にはいくつか型があるようで、初期の型は円錐状のフロートを装備しており、それを搭載するための受けが右のフェンダーに取り付けられている台座のようです。ドラゴンがキット化したのは改良された後の型のようで、フロートはより大型で安定した形になり、エンジンデッキの上に載せられました。ただ右フェンダーの台座はそのまま残されたようです。
フロートからは真上にパイプが伸びており、このパイプの先端から空気を取り入れたんじゃないかと思うのですが、このパイプの先端には穴が開いていません。これは本当に開いていないのか、それともドラゴンが先端の穴を省略したのか、真相が分かりません。この部分がハッキリと写った写真を見つけることができなかったからです。
現在このフロートに取り付けられたシュノーケルの先端に穴を開けるべきか否か悩んでいます。やっぱりこのままじゃ変ですよね・・・
砲塔の組み立て
砲塔を組み立てます。主砲には防水のキャンバスがかけられ、窓が取り付けられています。窓の部分は周囲の枠と一緒にクリアパーツで用意されているので、ガラス部分だけをマスキングして貼り付けることにします。
キューポラにも窓付きの防水キャンバスがまかれていますが、こちらの窓はガラス部分だけがクリアパーツなので、塗装後に貼り付けることにします。
砲塔の中は砲尾もなにも無いガランドウなので、ハッチは全部接着してしまいました。クラッペの内側のパーツなんかも入っているのですが、見えないのにわざわざ作る事はありませんよね。
潜水戦車のバリエーション???
以前読者のtomboy07さんから教えていただいたのですが、左の無線手横のクラッペが実車の写真では付いていないという事実があります。
この車輌の写真をよく見ると、砲塔の周囲に付けられた防水用のパーツも写っていないように見えます。もしかしたらこの写真の車輌とドラゴンがキット化した車輌は異なっているのかもしれません。フロートの形状の一件もありますしね。
いろいろと謎の多い車輌ですが、手元に資料が無い以上、いたずらにメーカーを疑うのでは無く、素直に説明書のまま作るのがいいかもしれませんね。そうなるとシュノーケル上端の穴も開けない方がいいのかも・・・
(全作品完成まで あと91)
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