3号潜水戦車 あしか作戦 その5 エアホースの取り付け、組立て完了
2012年8月22日
エアホース
車内に空気を引き込むためのホースを作ります。キットにはDS素材でできたまっすぐの棒(緩やかに二つ折れになっていました)が入っています。DS素材はいくら軟質プラとはいえ、これだけの太さですから、曲げてもすぐに戻ろうとします。そのまま強引に接着して・・・というわけにはいかなさそうです。
そこで曲げたい部分を熱湯につけ、柔らかくしてから変形させ、そのまま冷やして形を作っていきました。取り置きのお湯ではすぐに温度が下がってしまうので、鍋を沸かしながらその横で作業をしました。こんな時IHはいいですね。お湯以外は熱くないので、台所でそのまま作業ができました。
この形に変形するまで1時間近くやっていたでしょうか。なかなか大変でした。
形を作ったホースを車体に貼り付けていきます。どんぴしゃでこの形になったわけじゃ無いのですが、そこは柔らかいDS素材です、一箇所ずつ接着していけばわりとなんとかなるもんです。これでこのキット最大の難関を突破です。
フロート
フロートの先端にはシュノーケルが付いているのですが、キットのままではその先は埋まっています。やはり空気を吸い込む穴ですから開口するのが筋思います。
ただ実車の写真を見ると、どうやらこの先にもう1パーツあるみたいです。だってこのままじゃ、雨が降ったらエンジンに雨が入ってきますからね。雨よけのカバーは必要でしょう。大抵は空気取り入れ口は横に開けると思います。
さらにカバーの上には無線のアンテナが立てられているようです。無線の電波は水中を進めませんから、地上(海上)と連絡を取るには水面の上にアンテナを出さなければ行けませんからね。
アンテナの基部兼用の雨よけカバーのような物はぼんやりと実車の写真に写ってはいるのですが、あまりよくわからないので、これを自作するというのは止めて、とりあえずシュノーケルの先端に穴を開けることにしました。
最後の組み立て
エアホースに付けられたバンドを取り付けます。そして最後にフロートの底面にホースを差し込み、フロートをそのままエンジンデッキに無理矢理接着します。これでエアホースはできあがりですね。
車体の側面からは上に向かってスケールが伸びています。ここには色分けされた目盛りが書かれており、戦車がいまどれほどの水深の所にいるのか分かるようになっています。
またこの棒が2本出ているところから戦車の進行方向も水面から把握できます。
水中ではまったく視覚を失っている戦車ですから、海面のサポート隊から進むべき方向の指示を細かく受けて操縦したんでしょうね。水中で立ち往生したらそれで一巻の終わりですから、ずいぶんと勇気が要ったと思います。
これにて組み立て作業は完了です。いよいよ塗装に入ります。なんとか今月中に完成できるといいですね。
(全作品完成まで あと91)
関連するコンテンツ
作品No.282の記事一覧
- ドイツ・3号潜水戦車 あしか作戦 Op.282 制作開始 (2012年7月13日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その2 履帯の組立て (2012年7月14日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その3 車体の組立て (2012年7月18日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その4 フロート、砲塔の組立て (2012年8月20日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その5 エアホースの取り付け、組立て完了 (2012年8月22日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その6 サフ吹き、影吹き (2012年8月23日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その7 塗装とデカール貼り (2012年8月25日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その8 スミ入れ (2012年8月26日)
- 3号潜水戦車 あしか作戦 その9 足まわりの組立て (2012年8月28日)
- ドイツ・3号潜水戦車 あしか作戦 その10 完成!! (2012年8月29日)
コメントを残す