3号潜水戦車 あしか作戦 その7 塗装とデカール貼り
2012年8月25日
基本塗装
この車輌が研究された時期はまだドイツ軍戦車はジャーマングレーがベースでしたのでジャーマングレーで塗ることに選択の余地はないのですが、直進性の強い屋外の日光を浴びる実車と違い、回り込みが多い室内の蛍光灯の下で見る小さなプラモには塗装で強めの陰影を付けてやると外で見る戦車の雰囲気が出ます。そんなわけで、3色のグレーを使って影を付けながら塗っていきます。
最初はガイアのジャーマングレーを使います。この色はちゃんとした考証に基づいて作られた色らしいのですが、そのまま使うと真っ黒になってしまいます・・・というか、実際のドイツ戦車は真っ黒だったんでしょうね。
でも小さな戦車では明るめに塗る方がリアリティが増すようなので、通常は白を混ぜたりするのですが、私はこの色を影色に使ってみました。
続いて中間色です。これが基本の色になります。使うのはいつも同じで、Mr.カラーの333番、エクストラダークシーグレーです。フェンダーから下にはほとんど塗らずに、影を残しながら塗っていきます。
最後はハイライトです。FS36118のグレーです。Mr.カラーの305番の米軍の迷彩色です。光が強く当たる砲塔の天板やフロートの上面などに塗っています。
これらのカラーは微妙にツヤが異なっていますので、ツヤを整えるのと、墨入れの墨が拭き取りやすいように半ツヤクリアでオーバーコートしておきます。
細部の塗分けとデカール貼り
吸気ホース、主砲やキューポラの防水カバーをツヤ消しの濃いグレーで塗分けます。実車の写真を見ると、どことなく黒っぽく見えないこともないのと、金属の車体との質感の違いをだしたかったのでツヤ消しにして見ました。使った塗料はタミヤの水性アクリルのNATOブラックです。
この車輌はテスト車輌なので(という理由だと思いますよ・・・)OVM等が一切付いていませんので、車体の塗り分けはこれだけです。楽ちんですね。あと、転輪のゴム部分はタイヤブラックで塗分けておきました。
深さを測るスケールにデカールを貼ります。デカールの余白はキットからはみ出してしまうので、あらかじめ台紙の状態で切り取っておきました。この派手な塗り分けの棒は、単色でしかもOVMとかも何もない単調な車輌にいいアクセントになっています。
(全作品完成まで あと90)
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