3号指揮戦車K型 その12 足まわりの汚しと組立て
2012年9月19日
Category : AFV ドイツTags : 3号戦車貨車
汚し
足回りを組み立てる前に車体の下部と車輪を汚します。アクリル溶剤でピグメントを泥状に溶き、塗りつけます。乾いたら堅い筆でこすったりぼかしたりして仕上げていきます。時々溶剤を垂らして染みを作ったりもします。
車輪は組み立て前なので汚し作業がしやすいですね。軽く塗って乾かしてから筆でほとんどこすり落としてしまいます。
履帯も同様にピグメントで汚します。壊れやすいので慎重に作業します。今回は鉄道輸送中ですから、履帯の隙間にはあまり残さないようにしました。野原を走行中ならドロドロですけどね。
履帯の接地面は擦れて金属光沢が見えていますから、銀色を塗ります。良くある方法としてはドライブラシの要領で筆でこすっていくやり方があるのですが、筆ですとどうしても柔軟性があるので隙間に届いてしまいます。そこで私は友達のBluebellさんに教えていただいたメモ用紙を使う方法で塗っています。これならば隙間に入ることも無く、安心して接地面だけに銀色を乗せることができます。
足回りの組み立て
いよいよ足回りの組み立てです。まずは履帯の両端に起動輪と誘導輪を接着します。起動輪の隙間から覗くガイドホーンの先までちゃんと銀色になっています。履帯と車輪を一緒に塗装するロコ組みではこれは無理ですね。実はこの履帯の組み立てもBluebellさんに教えていただいたんですよ。
起動輪と誘導輪を車体に接着します。その時履帯を上部転輪にもしっかりと接着します。ここが浮いてしまうとみっともないので、ティッシュを挟んでしっかりと接着です。
転輪をはめるのですが、履帯を引っ張って伸ばしながらはめるため、一番きつくなる端からはめていきます。
3号戦車のようにトーションバーサスペンションを搭載する戦車は転輪の位置が左右で異なります。そのため右側(写真では上)は第6転輪が左側(写真では下)は第1転輪と起動輪の間が一番きつくなります。そのため右側は6,1,5,2,4,3の順で、左側は1,6,2,5,3,4の順ではめます。
それでもきつい場合は無理して引っ張ると履帯を切ってしまいますから、転輪の軸を短く切り飛ばして接着することにしています。
なんとか全部の転輪をはめ終えました。次は車体上部の仕上げにはいります。
おっと、貨車の汚しもありますね。まだもう少し完成は先になりそうです。
(全作品完成まで あと89)
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