3号指揮戦車K型 その4 車体、砲塔の組立て
2012年9月2日
車体の組み立て
車体の上下を貼り合わせます。古いキットなので今のドラゴンの様にバッチリ隙間無くはまると言うわけにはいきませんでした。そんな場合でもちゃんとすりあわせをして合うようにしなければいけないので、メーカーのせいばかりにしてはいられませんけどね(^_^;)
空いた隙間はヒートペンを使って溶接痕を広げて埋めます。本当にプラを溶かして溶接してやるんですね。隙間埋めと溶接痕の再現の一石二鳥です。
ラジエターの吸気口の上には蓋が付きます。この蓋は上げ下げができるようですが、説明書通り上げた状態で作る事にしました。キットにはゴミが入るのを防ぐための網は入っていないのですが、3号潜水戦車に入っていた網が未使用だったので、これを使いました。
エンジンデッキの上の牽引ワイヤーの留め具は説明書が少し違っていたので、図面を元に変えてあります。その際、中央の曲がったガイドはキットに付属していなかったので、ジャンクパーツから持ってきました。
エンジンデッキの真ん中に立っている三角のものはアンテナガードです。よく見ると少し左に寄ってしまっています。直して置くことにしましょう。
予備転輪です。3号戦車の転輪は中に小さな柱が入っているのですが、この当時のキットではそれが省略されています。丁度左の写真の左側のパーツです。まぁ、あまり見えないので気にしなくても良いのですが、予備転輪は割と目立つ場所にあるので、ここは新しいキットの余剰パーツ(写真の右側)で置き換えることにしました。
実際に車体の載せてみると、まぁ、見えないこともないかな・・・って感じですね。全部の転輪をするのは大変ですが(余剰パーツがそれだけ無いですしね)、ここだけでもやっておくのはありかなと思います。
左右のフェンダーに乗ったOVMを取り付けます。消火器はモールドがあんまりだったので、これもジャンクパーツから似たようなのを探してきて取り替えました。ジャッキはハンドルを除いて1パーツでモールドされているので、地面に付く部分が1枚の板になってしまっています。この部分だけを切り飛ばして、新しいキットの余剰パーツで置き換えました。それ以外のOVMはキットの物をそのまま使いました。
砲塔の組み立て
今日は日曜日と言うことで時間もあったので、勢いに乗ってさらに砲塔を組み立てました。砲塔も溶接の痕が省略されている部分に追加です。赤矢印の部分はヒートペンで、緑矢印の部分はエポパテで再現しました。
左右のハッチの上には雨よけが付いているのですが、4号戦車ではそれが一枚の板を曲げて砲塔の天板から下げられています(赤の四角)。キットでは天板に付く部分は天板にモールドされており、側板に付く部分は別パーツとなっているため、本来あるはずの無い箇所に合わせ目ができてしまっています(赤矢印)。
そこでこの部分を削って薄くし、その上から0.13mmのプラペーパーを貼り付けて溝を無くし、さらにリベットの頭を作ってやりました。
まったくの素組みってわけじゃ無いのですが、まずはザックリと組み立てが完了しました。長砲身の5cm砲がなかなかカッコ良いですが、無理矢理乗せた4号戦車の砲塔が車体からはみ出しています。まぁ、これが3号戦車K型なんですよね。頭でっかちです。
(全作品完成まで あと89)
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