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3号指揮戦車K型 その8 基本塗装

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : サイバーホビー Post : 284-8

暗色

3号指揮戦車K型

基本塗装(暗色)

今回はジャーマングレーの単色塗装ですが、小さな戦車のプラモにより立体感を持たせるために3つのグレーを使って陰影を塗分けます。まずは一番暗い影色を車体の下方を中心に塗っていきます。使ったのはガイアカラーのジャーマングレーです。この色はかなり黒く、しっかりと影色になってくれます。

転輪などの車輪も同様に塗ってあります。特に転輪の隙間とか起動輪の裏側などは塗り残しが無いように頑張って塗って起きます。

このガイアカラーのジャーマングレー(ドゥンケルグラウ)は実際のドイツの規格にのっとって調色されているらしいのですが、そうならばドイツ戦車って真っ黒だったんですね。

貨車の基本塗装 荷台と暗色

貨車の基本塗装 荷台と暗色

次に貨車の影色を塗ります。貨車は塗装図によるとツヤ消しの黒で塗ることになっていますが、それではあまりにも真っ黒なので、ここは水性Mr.カラーのタイヤブラックで塗装します。なぜ水性かというと、クレオスのタイヤブラックは水性とラッカー系で少し色味が異なるのです。水性はニュートラルなグレーに近い気がするのですが、ラッカー系は少しばかりグリーンに振っているような気がします。今回の黒の代わりに使う、黒に近いグレーとしては、この水性のタイヤブラックがイメージにピッタリなんですよね。

おっと、タイヤブラックを塗る前に荷台の木の部分を木製甲板色で塗り、マスキングをしておきました。黄色い色をしているのはマスキングテープです。

3号指揮戦車K型

貨車と戦車の色の差があまり無い・・・

こうして貨車の上に戦車を載せてみるとタイヤブラックとジャーマングレーの違いが・・・あんまりわかりませんね(^_^;)

どうしよう(+_+)\バキッ!

中間色

3号指揮戦車K型

基本塗装(中間色)

次は中間色です。この色が基本的にこの作品の色になります。使うのはいつものMr.カラー#333のエキストラライトシーグレーです。先ほどのガイアのジャーマングレーに比べるとかなり明るいですね。これを影になる部分にはあまり付かないように上から吹きかけます。圧を下げてゆっくりとグラデーションを意識して吹いていきます。

3号指揮戦車K型

車輪の塗装

車輪も光の当たる部分に吹きます。起動輪誘導輪転輪にだけ塗ります。フェンダーや履帯の影になる上部転輪は影色のままです。

ハイライト

3号指揮戦車K型

基本塗装(ハイライト)

最後にハイライトを塗ります。ハイライトはMr.カラー305のFS36118(米軍制空迷彩色)です。この色を光が良く当たると思われる部分に上から軽く吹きます。

これで真っ黒だった戦車はかなり明るい色調になりました。この後ウオッシュで明度が落ちて再び暗くなるので、それをみこして明るめに仕上げてあります。

貨車の中間色とハイライト

3号指揮戦車K型

貨車の中間色とハイライト

貨車はエクストラライトシーグレーとジャーマングレーを混ぜた色を中間色として塗装しました。ただし、まったく影になる台車部分はジャーマングレーのままです。そして最後にエクストラライトシーグレーだけをハイライトとして手すりの上などほんの一部分に塗りました。光の当たる面がほぼ木製の部分なので、グレーのハイライトはほんの少ししかありません。

3号指揮戦車K型と4軸平形貨車

貨車に戦車を乗せてみると、今度はずいぶんと明るさに差が付きました。これで貨車は黒に見えますよね・・・タブン・・・

(全作品完成まで あと89)

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