アメリカ海軍・TBM-3アヴェンジャー USSバンカーヒル その11 完成!!
2012年10月26日
Category : 完成 飛行機Tags : アメリカ海軍アヴェンジャー
スミ入れ
スミ入れをします。常用しているAKインターラクティブのスミ入れ塗料はAFV用で茶色い色をしているので今回は使いません。だって薄汚れてしまいますからね。今回は白い裏面にはグレーを、濃い上面には黒を使います。いずれもタミヤエナメルのツヤ消しで調色しました。あっ、黒はビンのままね(笑)。
表も裏も向かって左側がスミ入れ済みで、右が未処理です。裏面は違いがわかりますが、表面はまるでわかりません。それどころかよく見ると拭き取り忘れがチラホラとあります(^_^;)
胴体もスミ入れします。水色(?)の部分は暗いグレーでスミ入れしました。上面と下面の中間の色ですね。
排気管からのスス汚れをエアブラシで吹きます。失敗しても拭き取れるように水性アクリルで吹きました。今回は幸いにも一発でうまくいきました。水性アクリルはラッカーよりもドツヤ消しなのでこの用途にはぴったりです。
完成!!
最後に張り線をして完成です。私はこの張り線が苦手で、やっぱりよれよれになってしまいました。やらなきゃよかったかもしれませんね・・・
まぁ、それでもこれで グラマン TBM-3 アヴェンジャー バンカー・ヒルの完成です。やっぱりカッコイイ♪
このアヴェンジャーを搭載していたバンカー・ヒルという空母、いろいろと調べてみたら面白いエピソードがありました。なんでも沖縄に大和が出撃するときにこれを迎え撃った空母の一隻だったようで、2機の零戦のカミカゼ特攻を受けて大破します。ところがバンカー・ヒルの機関室の乗員達は逃げなければ火災による有毒ガスで死んでしまうのを覚悟の上で船を沈めないためにもエンジンを動かし続けたそうです。
欧米人はカミカゼ特攻のような自分の命をかけた自殺攻撃はまったく理解できないと言うのですが、このときのバンカー・ヒルの乗員達の取った行動は仲間を救うために自らの命を犠牲にするというものでした。そして実際に機関室の乗員はバタバタと死んでいったそうです。
たしかにハリウッド映画にも主人公が自分の命をかけてみんなを救うというストーリーは少なくありませんよね。アルマゲドンなんかでは私もジ~ンときちゃいました。まぁ、洋の東西を問わず、カミカゼ特攻に通じる精神というのは人間が持ち合わせている物なんでしょうね。べつに自殺攻撃を美化するつもりはありませんが、命をかけても祖国を守ろうとした日米の兵士達には感謝と尊敬をしなければ行けませんね。
(全作品完成まで あと87)
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