ソビエト・KVビッグターレット Op.292 制作開始
2012年12月12日
Category : AFV ソビエト連邦Tags : KV-2
KV-2戦車のプロトタイプ
フィンランドに攻め入ったソ連軍は強力な防御陣地に苦しみます。その対策として完成したばかりのKV-1戦車に152mm榴弾砲を搭載した巨大な砲塔の戦車を開発します。この戦車は分厚い装甲と大口径の主砲で敵の攻撃をことごとくはねのけ、敵陣をたたくのに大活躍しました。この戦車はKVビッグターレット(大砲塔)と呼ばれ、後に正式にKV-2となりました。
今回制作するのはこのKV-2の先行量産型となったKVビッグターレットで、この変わり種戦車をトランペッターがキット化してくれました。といっても新製品でも何でも無く発売からすでに6年も経過しています。これを模型屋さんのバーゲンで半額でゲットしたので(・・・って、それも何年も前なんです)、ちゃんと完成させますね。
車体の組み立て
車体を組み立てます。戦車のキットでは車体の下部はできれば1パーツで成型したいところですが、側面のディテールを重視するとなかなかそうはいきません。
最近ではスライド金型を使って側面も精密に再現された1パーツの車体も多くあるのですが、以前は箱のように各面を組み合わせた箱組みのキットもありました。
このキットはその両方でして、一発抜きの船型の車体に側面の装甲版を貼り付けて作ります。そうすると箱組みのように神経を使うことも無く、しかも側面もちゃんと再現されます。ですが、なぜかパーツの合いが少々おかしくて、位置をちゃんとあわすとサスペンションの軸が入る穴が一致しないんですよね。(^_^;)
サスペンションを組み立て車輪を取り付けます。トーションバーサスペンションなので外に出ている部分はシンプルであっと言う間に組み立て完了します。各車輪は履帯の取り外しのために抜けるように作っています。とうか接着していないだけです。
起動輪には中に詰まった泥や雪を書き出すアームが付いています。そのおかげで起動輪を引き抜くことはできません。ただ起動輪か誘導輪のどちらかが外せれば履帯の付け外しはできるので、いつもは起動輪を後から接着しますが、今回は誘導輪が後付けになります。
上部転輪は2枚組みなのですが、内側だけを接着してあります。外側を外せるようにしておけば履帯を外すときに楽ですからね。
寒い冬は北欧の雪景色を思い浮かべながらソ連戦車を作りましょう。本当は侵略者だったスターリンのソビエト連邦。強いドイツに勝つために英米はソ連と手を結んだのですが、戦争が終わって70年近く経つのに我が国の領土をまだ返してくれません。未だに侵略者なんですね。彼らにヒトラーを非難することはできませんよね。
(全作品完成まで あと85)
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