地球深部探査船ちきゅう その11 デリック基部
2013年1月10日
この船の心臓部である掘削やぐら(デリック)の制作に入ります。まずはやぐらが立つ基部からです。やぐらが建つ部分の床は濃いグレーで塗られています。マスキングして塗装する方が綺麗なのですが、形状が複雑でマスキングが大変そうなので、水性アクリル塗料のアメリカーナで塗装しました。アメリカーナは割とムラ無く塗れ、しかも下の塗料を侵さなく、さらに隠蔽力も強いので筆塗りの重ね塗りには向いています。
地面の塗り分けは実物の写真を見ながら想像で塗りました。赤いラインや紅白の縞々の横断歩道の様なマークも実物の写真から位置を推定して描きました。他にももっとラインが引かれていると思うのですが、わかった分だけラインを引きました。
掘削装置の制御室は危険防止のため網で囲われた中にあります。キットではクリアパーツが用意されているので、網の部分はモールドにドライブラシの要領で着色しました。
やぐらの建つフロアの下からは船の中央にあるムーンプールに向けてライザーテンショナーが伸びています。黄色いパイプの集合体がそれです。
ライザーテンショナーは先の部分が油圧で伸び縮みし、船が波で上下に揺れてもライザーパイプが一定の位置にとどまれるようにする装置です。先っちょの白いリングがライザーパイプをつかみ、これが上下するんですね。
この建物の横にはデカールが付きますから、ツヤ有りのクリアをデカールの下地として塗っておきました。クリアが完全に乾いたらデカールを貼ります。
デリックの建つ床は船体から高い位置に付いており、それをささえているのがこの部分です。何本もの太い柱が床を支えています。
よく見ると水中TVシステムのリールが付いていません。あわてて探したら塗装ブースに隅に転がっていました。小さな黒っぽいパーツなので見落としてしまいました。後で塗装して取り付けておきます。
デカールの乾燥を待つ間にデリック本体の塗装に進むことにします。
(全作品完成まで あと85)
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