4号戦車砲塔搭載ベルゲパンター その3 OVM、予備履帯ラック、ペリスコープ
2013年1月5日
車体上部やOVM類を組み立てます。パンターはOVMはOVMラックに、予備履帯は予備履帯ラックに収納されます。OVMラックはプラパーツでできています。シャックルやタグワイヤーを引っかけるためにパイプが取り付けられているのですが、そのパイプの肉が厚いのでドリルで穴を広げて薄くしてやります。またこのパイプにはチェーンが付いた留め具が刺さっています。この留め具は説明書には何の記載もありませんが、ちゃんとエッチングパーツに入っていますから、パイプの側面に上下に穴を開けて通します。
予備履帯ラックはプラパーツとエッチングパーツの両方が選べます。組み立ての難易度はそれほど高くないのでエッチングパーツを選びました。
予備履帯は専用のパーツがキットに入っていますがそのまラックに引っかけたのでは厚みがありすぎて落下防止のピンが刺さりません。そこで予備履帯の裏側(接地側)を削って薄くします。ちょうど滑り止めの凸凹を削り取ればはまるようになります。
予備履帯には連結ピンを通す穴を開口し、片側に連結ピンにみたてた真鍮線を通しておきました。
予備履帯の落下防止ピンを通し、ピンに付いたチェーンをラックの指定の場所に接着するのですが、ピンを通すのが針に糸を通すよりも細かくて大変です。さすがに拡大鏡の助けを借りないとできませんでした。
ベルゲパンターは車体の中央にウインチなどが納められており、四角い大きな穴が空いています。そこに4号戦車の砲塔を乗せるためにもう一度蓋が乗せられます。その蓋がエッチングパーツで用意されていました。本来の戦車ならここに砲塔を回転させる機構が付くのですが、さすがに現地改修でそこまでの工作はできないようで、砲塔はこの穴にボルト留めされたそうです。
キットではターレットリングのモールドを削り取り、そこにエッチングパーツを貼り付けました。
これだけエッチングパーツが入っているのにOVMの留め具はちゃっかりと省略されています。最近のスマートキットでは留め具はプラパーツにモールドされているのですが、このキットはそれよりも少し前なんでしょうね。しかたがないのでエッチングパーツのハンドル部分だけを使ってディテールアップしました。
OVMの中にはクランプでは無く蝶ねじで留められている物もありますが、蝶ねじはランナーの隅っこにたくさん付いていますのでそれを使いました。これも説明書には記載がありませんが、オマケのパーツなんですね。このキットで使う以上の数が入っていますから他でも使えるので助かります。
ペリスコープ
ペリスコープはクリアパーツで用意されてますから塗装後に黒く塗るだけではもったいなので、先に塗装をすませておきます。
一番下にクリアグリーンを塗り、その上から窓の部分以外をシルバーで塗り、さらにその上からつや消し黒で塗ります。
ペリスコープの周囲とペリスコープガードの内側をダークイエローで塗装し車体に取り付け、塗装済みのペリスコープをマスクするためにマスキングテープを開口部に貼り付けておきました。
これで車体部分の組み立ては完了です。次は砲塔の組み立てです。
(全作品完成まで あと85)
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