航空自衛隊・支援戦闘機F-2A Op.298 制作開始
2013年3月10日
平成の零戦
航空機を迎撃する戦闘機ではなく、戦車や艦船から国土を守るのが支援戦闘機です。
老朽化したF-1の後継として最初は国産で開発する計画だったのですが、日本の技術にビビッたのか米軍から横やりが入り、日米共同開発となりました。
そして米軍のF-16をベースに開発されたのがこのF-2支援戦闘機です。F-16に比べ、航続距離を伸ばすために翼は25%ほど大型化され、炭素繊維などの複合素材や最新の電子装備をするあたりはさすがにメイドインジャパンです。
奇しくもこのF-2の配備が開始されたのが2000年であったことと、あの大戦中の名機零戦と同じ三菱製であったことから、平成の零戦と呼ばれたりもします。実際の戦争を起こさせないための威嚇の役割も兵器にはあることを思うと、零戦という名前は相手に脅威を与えるにはもってこいの名前かと思うのですが、さすがに正式にその名前を付けると国際的に波風があるんでしょうかね。
F-2には単座のA型と複座のB型があり、今回制作するのはA型です。ハセガワの比較的新しいキットなので出来の良さは期待できます。説明書を見た限りではエンジンやコクピット、脚の格納庫もわりと再現されており、そのくせパーツ数はいたずらに多くなさそうで作りやすそうです。
実は私の行きつけの模型屋さんのモケモケさんの4月の展示会が日本機だったので、この平成の零戦、F-2Aを選びました。
制作開始
最初は機体の中に仕込むコクピットや脚の収納庫を作ります。コクピットはわりとザックリしていますが、1/48ですからねそれほど精密じゃなくても大丈夫です。もちろんレジンキットなんかを使えば相当ディテールアップはできるのでしょうが、キャノピーを乗せてしまえばあまり見えませんからね。
脚の収納部も普段は大きめのパーツを仕込む程度なのですが、10個ほどのパーツで作られており、見えにくい場所にしてはしっかりと再現されている感じです。
機体に仮り組みしてみます。昔の飛行機プラモの機体は左右の貼り合わせなんですが、F-2は上下の貼り合わせです。翼と胴体が一体になったような複雑な曲面で構成された機体の形状はなかなかスマートでカッコイイですね。
さっそく塗装をしようと思ったら、機体内部色として指定されている Mr.カラーの317番の手持ちがありませんでした。コクピット内部だけなら適当によく似た色で間に合わそうと思ったのですが、機首のレドームにも同じ色が必要とわかったので、買いに行くことにします。
(全作品完成まで あと87)
関連するコンテンツ
作品No.298の記事一覧
- 航空自衛隊・支援戦闘機F-2A Op.298 制作開始 (2013年3月10日)
- 支援戦闘機F-2A その2 機体内部の塗装と機体の貼り合わせ (2013年3月14日)
- 支援戦闘機F-2A その3 機体の組立てとキャノピーの整形 (2013年3月18日)
- 支援戦闘機F-2A その4 ジェットノズルの塗装と機体のマスキング (2013年3月20日)
- 支援戦闘機F-2A その5 サフ吹き、基本塗装 (2013年3月21日)
- 支援戦闘機F-2A その6 迷彩塗装 (2013年3月22日)
- 支援戦闘機F-2A その7 デカール貼り(1) (2013年3月26日)
- 支援戦闘機F-2A その8 デカール貼り(2) (2013年3月28日)
- 支援戦闘機F-2A その9 細かなパーツの塗装 (2013年3月30日)
- 支援戦闘機F-2A その10 細部の塗分け (2013年4月3日)
- 支援戦闘機F-2A その11 スミ入れ (2013年4月4日)
- 航空自衛隊・支援戦闘機F-2A その12 完成!! (2013年4月5日)
コメントを残す