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タイガー1初期生産型(タミヤ) その8 砲塔の組立て

Category : AFV ドイツ

Scale : 1/35 Maker : タミヤ Post : 301-8

砲塔内部の組み立て

砲塔内部の組立て

砲塔を組み立てる前に砲塔内部を組み立てます。先に組み立てたドラゴンに比べるとかなりいいかげんです。タミヤのキットは砲尾が無いことも多いので、重り代わりに無いよりまし程度の砲尾だけが付いています。椅子も背もたれも無く、フィギュアを乗せるときの台くらいのものです。それでも実際には中は見えませんからこれでも十分かと思います。とは言うものの軽く塗装をして最低限の塗り分けをしました。

同軸機銃の穴を塞ぐ

ヴィットマンのS04号車は指揮型ですから砲塔内部には無線機が搭載されており、そのため主砲の向かって左側にある同軸機銃が取り払われています。この部分は穴がふさがれていますから、例によって延ばしランナーでふさいでおきました。

天板

溶接痕のあるズベズダの天板と交換

溶接痕のあるズベズダの天板と交換

タイガー1戦車は分厚い鋼板を溶接して作られているため、車体の隅は溶接の痕がバッチリと残っています。砲塔の天板の周囲も例外ではなく、美しい溶接痕がとりまいています。ところがタミヤのキットではこの溶接の痕がまるでありません。

またズベズダで作ろうとしている332号車は砲塔の予備履帯がありませんから、ドラゴンの余剰パーツを使うと調子がいいので、それを使います。こうなると余ってくるのがズベズダの天板でして、これをタミヤに使うことにしました。

装甲板の暑さの修正と溶接痕の付け直し

装甲板の暑さの修正と溶接痕の付け直し

ズベズダの溶接痕はあまり美しくなく、ドイツ戦車らしくありません。ロシア人にはあのキレイに波打った溶接痕というのが理解できないのかもしれませんね。ズベズダの溶接痕はまるでスターリン戦車のようにグチャグチャです。そこでヒートペンを使って、きれいな波模様に変更しました。

タミヤの砲塔は溶接痕が無いだけで無く、砲塔周囲の装甲板の厚みがドラゴンやズベズダに比べて厚すぎるようです。実車の写真とも少しばかりイメージが違い、妙に強そうです。案の定、周囲の装甲板が厚すぎるため天板がはまりません。

天板を削った方が簡単かもしれませんが、そこはやっぱり周囲の装甲板を削りべきなので、バードリルをハンドリューターに取り付けて根気よく削りました。しかし曲面をキレイに削るのは至難の業で、多少接合面に隙間ができてしまったので、そこはパテ埋めでごまかしました。

ドラゴンのキットから外した装填手用のペリスコープガードをここで使います。というのも、タミヤのキットもズベズダのキットも装填手用ペリスコープガードは大きいタイプのものが入っているのです。ペリスコープガードが大型化されたのは中期型からですから、ここは小型のモノが必要になります。ところがこの小型のガードがドラゴンにしか入っていなかったので困っていたのですが、ドラゴンが不要になったので渡りに船でした。天板の取り付け穴をふさいで、その上に小型のペリスコープガードを取り付けました。

主砲

マズルブレーキのボルトを自作

マズルブレーキのボルトを自作

タミヤの主砲は非常にあっさりしています。付属のエッチングパーツでディテールアップすることになっているのですが、なんだかよくわかりません。それらは全部無視して、マズルブレーキ取り付け用のボルトだけを6角丸棒のスライスで作りました。このサイズとなるとさすがにエッチングパーツではペラペラ過ぎます。

なかなか手間がかかります。一生懸命がんばったのですが、やっとおおざっぱな形になっただけです。もうひとがんばり必要ですね。

金属砲身が付属してきたことを忘れていたとここまで書いて、キットにはアベールの金属砲身セットが入っているのを忘れていました。何がんばって丸く削ったんでしょうね。明日さっそく作り替えます。

 

(全作品完成まで あと95)

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