ティーガー1初期生産型(ズベズダ、タミヤ、ドラゴン) 起動輪の考証
2013年6月4日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
これまで無頓着でいたのですが、読者のtomboy07さんに教えていただいて、初期型のタイガーの起動輪は2種類あることを知りました。そういえばどことなく違います。極初期型と同じハブのぶぶんが丸っこい起動輪が最初の型で、途中から中期型と同じハブの形になります。
今回作っている3輛のうち初期のタイプのハブを使っているのは332号車(ズベズダ)とS33号車(ドラゴン)の2輛で、タミヤのS04号車は後期のタイプです。
タミヤのキットにはドラゴンの起動輪をあてがいます。そのため中央に2mmのプラ棒を差し込んで接着して軸としました。ドラゴンのキットでは軸は車体側にあるので、起動輪には穴が開いているだけなんですね。
余ったタミヤの起動輪はそのままズベズダで使います。こちらは何の加工もしないでもどんぴしゃでした。軸の太さが同じでよかった。
困ったのはドラゴンのS04号車です。もう初期タイプの起動輪はありません。半分諦めかけていたら、またしてもtomboy07さんから、タミヤのタイガーには両方の起動輪が入っていると教えていただきました。私はドラゴンばかり作ってきたのでタミヤの余剰パーツは持っていなかったのですが、なんとまだ手を付けていない在庫の中に中期型のキットがありました。このときほどタミヤを買っておいてよかったと思ったことはありません。
今までは3輛のタイガーから3輛のタイガーをつくる3コ3コだったのですが、ついに4コ4コとなってしまいました。とりあえず何も無駄にはしないのでもったいなくは無いですね。
タミヤの起動輪は車体側は1個しか入っていないので、どうしても相方はドラゴンを使わざるを得ません。ドラゴンを使えば軸の加工はしなくても済むのですが、どうも外側と内側のパーツの分割位置がタミヤとドラゴンで違うようで、タミヤの外側にドラゴンの内側を付けると幅が1mmほど足りなくなります。そこで間にプラ板を挟んで厚みを調節して履帯にちゃんとはまるように加工しました。
ついでにタミヤのティーガーの転輪を細工します。ヴィットマンのS04号車は一番外側の転輪が3箇所失われているようです。ロシア人のモデラーさんが念入りに調べた結果ですので、これを大いに参考にします。
タミヤのキットにも2つまでならこの一番外側の転輪が無い状態を作るためのパーツが入っているのですが、1つ足りません。ところがズベズダのキットにこれがドッチャリと入っているのを見つけました。
3ついっぺんに作るとこんなイイコトもあるんですね。
そんなわけでやっと3輛全部の組み立てが完了しました。いよいよ次は塗装に入ります。まずはサフ吹きからですね・・・おっと、履帯がまだ作ってなかった。サッカー見ながら作るとするか。
(全作品完成まで あと95)
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