ニッサン・スカイライン2000GT-Rハードトップ その5 完成!!
2013年6月30日
Category : 完成 自動車Tags : スカイラインニッサン
ボディの研磨
クリアを塗ってから10日ほど経過したので、いよいよ研磨です。なにしろ今日が完成予定日ですからね。もう待てません。
サンドペーペーパーの1000番、1500番、2000番を使って磨きます。全体がツヤ消しになって真っ白になります。まだツヤが残っている部分があれば、そこは研磨できていないところなのでわかりやすいですね。全身ツヤ消しになるまで慎重に削ります。
一度水洗いして乾かしてから、コンパウンドをかけます。タミヤの粗目、細か目、仕上げ目、ハセガワのセラミックコンパウンドと進むと、だんだんピカピカになっていきます。最後に食器洗いを付けて良く洗います。堅いブラシを使うと傷つけてしまうので、フェイスブラシを使います。これならば柔らかいので大丈夫です。良く泡立ててコンパウンドや削りかすをしっかりと取って、乾燥させます。
窓枠の塗装
窓枠を塗るためにボディをマスキングします。1~2mm幅に切ったマスキングテープを使ってマスキングします。細切りならばしわにならずにキレイに貼れます。その後次第に幅の広いマスキングテープを使って全体を覆います。
最近の車の窓枠は黒いのですが、当時は銀メッキなので、ここはクレオスのクロームシルバーを使います。この色は金属光沢を強く出すために一度下地にツヤ有りの黒を塗ります。
黒の上からクロームシルバーを軽く吹きます。シルバーが乾いたらマスキングテープを剥がします。仕上がりは上々ですね、良い感じのメッキになってくれました。高い塗料だけはあります。
窓の取り付けと車体の組み立て
窓は裏からクリアブラックを薄く吹いてから、一度タミヤのコンパウンド(粗目、細目、仕上げ目)とハセガワのセラミックコンパウンド、最後にハセガワのコーティングポリマーで磨いて取り付けました。クリアブラックを吹いて軽くスモークにするとプラのエッジが白っぽくならなくて良い感じです。
窓の貼り付けはプラを侵さないようにアクアリンカーという透明なボンドを使いました。接着力は弱いのですが、キレイに付けることが出来るので強度の要らない箇所には向いてます。これだけでは取れるといけないので、目立たない箇所に流し込み接着剤を少量流してあります。
ここまできてボディをシャーシにはめました。ボンネットは開閉式に組むことができます。壊れるといけないので、完成するまでテープで留めておきます。
タイヤを取り付けます。ホイールは真っ黒です。けっこう高い車なんでしょうが、アルミではなくスチールの安いホイールです。これも時代を感じますね。ナットも4コですしね。
細かなパーツの取り付け
ボディの乾燥待ちの間に塗装してあったパーツを次々と取り付けて行きます。バンパーやフロントグリルはメッキパーツなんですが、目立つ場所にパーティングラインはありませんし、ゲートもアンダーゲートの手法でまったく見えなくなる箇所に付けられていたので、今回はメッキを剥がして再塗装することをしませんでした。おかげでギラギラです。
細かなパーツはクリアボンドかアクアリンカーで接着します。強度の必要なバンパーとオーバーフェンダーは瞬間接着剤で取り付けました。
テールランプやサイドのウインカーはタミヤのクリアを使いました。クレオスを買ったのですが、タミヤの方が厚塗りをして発色させたときの透明度が高くキレイなので使っています。クレオスは厚塗りすると濁るんですよね。
これらのランプ系の下地はシルバーを塗るように指示されていますが、ここにはハセガワのメタルシールを貼りました。ピカピカさが違いますからね。
完成!!
最後にメタルシールとデカールを貼って完成です。GT-Rのエンブレムはメタルシールで立体感を出した上にデカールを貼るので、なかなかリアルです。
これにて ニッサン スカイライン 2000GT-R ハードトップ の完成です。シルバーのメタリックで車のプラモを塗るのは初めてで、すこしなめてました。塗ってるときはよくわからないのですが、最後にボディを研磨してみたらなんだか発色にムラができてしまいました。どうもメタリックは表面がわかりにくくていけません。次回別の車種でリベンジですね。
私が高校生のころ母がこのスカイラインに乗っていました。もちろんGT-Rなんてモンスターマシンではなく、ごく普通の1.8LのGLという4ドアセダンです。その2~3年後に私が免許を取ったときにまだ家にあって、何度か運転した記憶があります。とっても乗りやすかったと記憶しています。
昭和の高度経済成長が終わりかけ、オイルショックとかドルショックで社会不安になったり、非常に厳しい排ガス規制でこの後の車は大幅に出力をそがれたりしました。でも、その後日本のメーカーは驚異の技術力でクリーンで燃費の良い新時代の車を次々とリリースし、世界に差を付けて超好景気へと突っ走ります。それは私の長女が生まれるまで続くバブル景気となったんですね。なんだか懐かしいですね。昭和も遠くなったものです・・・しみじみ(笑)。
想い出の箱スカから始まるスカイラインの歴史をプラモで追いかけてみたい気持ちは前々からありました。続けて作るというわけでは無いのですが、数年かけてGT-Rを揃えてみたいと思っています。今回の2000GT-Rがそのコレクションの第1歩です。
(全作品完成まで あと96)
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