ティーガー1初期生産型(ドラゴン) その15 足まわりの汚しと組立て
2013年7月5日
Category : AFV ドイツTags : ティーガー1
車体下部の汚し
ズベズダのティーガーは湿った泥汚れ、タミヤのティーガーは塗れた泥と雪、そしてこのドラゴンのティーガーは乾いた土汚れとします。しかも西部戦線をイメージして明るい赤茶色の西ヨーロッパの地面の色です。
使ったピグメントはモデルカステンのミリタリーピグメントのブリックライクとプラスターライク、それにMIGピグメントのドライマッドです。アクリル溶剤で泥状に溶いたピグメント(ブリックライク)を塗りつけ、その上からその他のピグメントを粉の状態でまぶします。そしてしっかりと乾かします。
次にアクリル溶剤を筆に染ませてポタポタと垂らして染みを作ります。乾いた上からまた垂らしたりすると複雑な輪じみになってくれます。
そしてそれを一度乾かしまて、堅めの平筆でこすって余分を落とします。
さらに泥状のピグメントを足したり、溶剤を垂らしたり、粉をまぶしたり、こすったりを繰り返し、次第に複雑にしていきます。ですが、頑張ってもあんまり見えないので、ほどほどにします(笑)。
履帯の汚しと組み立て
履帯も同様に汚します。奥まったところにしっかりとピグメントを押し込んでおきます。地面と接する部分、車輪と接する部分は綿棒でこすって落としておきます。ベルト式履帯ですから丈夫なのでこの作業は気楽です。
車輪も同様に汚しておいてから組み立てます。ベルト式履帯ですが、フロントの泥よけとのクリアランスがあまりないので、先に起動輪を履帯にはめておいて、一緒に取り付けます。
カステンの組み立て式履帯のように何もしなくても自然に垂れるなんてことはありませんから、接着剤で車輪に貼り付けて形を整えます。特に起動輪の上の端から離れる部分は斜め下に垂れるためのキモですから、ガッチリ接着します。
実は履帯と転輪を接着するときにはまだ一番外側の転輪は取り付けていません。これを付けちゃうと奥の転輪に接着剤を届けられませんからね。接着剤を流したらティッシュで固定して一晩置きます。
ティッシュを外して仕上がりを確認します。キレイに垂れてくれました。ドラゴンのベルト式履帯は接着剤で良く付くので助かります。
丁度車体側面の国籍マークの上に付いていた金具が無くなっています。他にもよく見ると蝶ねじなどが無くなっている部分があります。ズベズダやタミヤも同様です。履帯をはめたりするのにひっくり返したりしていたので取れちゃったんでしょうね。多少の事は予測していたので、驚きません。後で補修しておかないといけませんね。
(全作品完成まで あと97)
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