10.5cm対戦車自走砲ディッカーマックス その11 足まわりの汚しと組立て
2013年8月13日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車ディッカーマックス
車体下部の汚し
車体下部に濡れた土の汚れを付けます。今回使ったのはタミヤの「情景テクスチャーペイント」のダークアースです。これはアクリル系の塗料に細かいセラミックの砂が練り込んであるもので、泥がこびりついた様な感じに固まってくれます。以前重曹を使ったことがあるのですが、湿気で溶け出して再結晶して戦車が真っ白になったことがあるので、もう使いません。この情景テスクチャーペイントは手軽で便利な素材です。
車体の下部をさらに汚します。湿った土は付いたので、今度は乾いた土です。こちらは盛り上げる必要が無いので、ピグメントをアクリル溶剤で溶いて塗りつけ、乾いてはこすり、溶剤を垂らしては染みにし、さらに塗り、粉をまぶし・・・とあのてこの手で気が済むまで泥遊びです。
エナメル塗料を薄く溶いたものを使ってさらに流れたようなシミを追加しました。4号戦車系は転輪が小さいので車体の側面がよく見えるので汚し甲斐があります。パンターやティーガーですとほとんど見えませんからね。
雨だれ跡
車体の上部には錆が流れた跡を追加します。これはAKインターラクティブのラストストリークという塗料です。乾いたら専用の溶剤で拭き取ればのんほりと錆が流れた跡が残ります。
足回りの組み付け
転輪や履帯も同様にピグメントで汚します。履帯は泥状のピグメントを塗った上から、粉状の色の異なるピグメントを適当にまぶし、乾いたら堅い筆でこすって落とします。下地にメタルカラーのダークアイアンを吹いてありますから、接地部分はピグメントが落ちてメタルカラーの金属光沢が現れます。
車輪は薄めに溶いたピグメントを塗り、乾いたら筆でこすって余分のピグメントを落とします。とても簡単にこんな風に汚れてくれます。
履帯と車輪の用意ができたら車体に取り付けます。最初に履帯の前後に起動輪と誘導輪を付け、車体には第1転輪だけを取り付けて(後付けができませんでした)、起動輪と誘導輪を車体に接着します。
その後転輪を前後側から順番に中側に向かって接着していきます。次に上部転輪に履帯を接着します。ここが浮いてしまうと興ざめですからね。そして最後に上部転輪の外側のディスクを接着します。
履帯と上部転輪がしっかりと接着するようにティッシュを挟んで一晩置きます。
翌朝にはできあがりです。ドイツ戦車の履帯はあまりダラダラと波打たせない方がそれらしいので、弛みはこの程度です。
(全作品完成まで あと92)
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