日本海軍・96式2号艦上戦闘機1型前期型 Op.315 制作開始
2013年8月11日
Category : 飛行機Tags : 96式艦戦日本海軍
風立ちぬ

風立ちぬ
スタジオジブリのアニメ映画「風立ちぬ」は観ましたか?私は娘二人(26歳と19歳)をつれて観に行ってきました。原作となった堀辰雄の「風立ちぬ」の主人公は物書きなのですが、それを零戦の主任設計者だった堀越二郎氏に置き換えて話を膨らませたのがジブリの「風立ちぬ」です。
2つの話が入っているためなかなか盛りだくさんな内容なのですが、うまくまとめられており、とてもキレイな面白い映画でした。
映画の中で主人公が作るのは有名な零戦ではなく、その前の型となる96式艦上戦闘機です。わたしは映画の最中ずっと零戦を作っていると思っていたのですが、どうも形が違うので???と思っていました(^_^;)。
曲線の美しい96式艦上戦闘機は零戦の設計者として有名な堀越二郎氏によって設計された、国産初の単葉金属製の艦上戦闘機で、張り線の無い主翼、空気抵抗を減らすための枕頭鋲の採用、航続距離を伸ばすためのドロップタンクなどさまざまな新技術が盛り込まれた意欲的な戦闘機です。
この96式艦上戦闘機は設計者をして「零戦以上の改心の作」と言わしめるほどの意欲作でして、この機があったればこそ、これをさらにブラッシュアップして奇跡の戦闘機「零戦」が生まれたようなものなのでしょう。
そう思うと居ても立ってもいられません、さっそくキットの存在をネットで探してみました。ところがこのブログにも書いたように、1/48のキットはあるにはあるのですが、すでに絶版になっており、ネットではプレミアが付いて定価の倍以上の8900円もするじゃないですか。私はこれですっかり諦めました。
ところがその数日後、行きつけのプラモ屋さんでこのキットを見つけました。灯台元暗しですよね。正規の価格でしっかりゲットしました。
このキット、小さな飛行機なので非常に中身はサッパリしています。それにも関わらず定価が3800円もします。その秘密はこの金属パーツたちです。贅沢にもこれだけのパーツが金属パーツで用意されているのです。
これでは再販したくてもなかなかできないわけです。今、再販すれば売れること間違いないような気がしますが、金属パーツは内製できないので、すぐには手当できませんからね。いや~ゲットできて良かったです。ホントにラッキーでした。
コクピットの制作と機体の貼り合わせ
コクピットを組み立てます。パーツ数は少ないのですが、どうせあまり見えないのでこれで十分です。実はここにボンベが2本付くのですが、別で塗装してから取り付けるつもりでした。
でした・・・と過去形なのは、実は付け忘れたまま機体を組み立ててしまいました。まぁ、まるで見えないので黙っていればわかりません(+_+)\バキッ!
機体の内部は零戦のような明るいグリーンではなく、ダークグリーンの指示です。4年しかちがわないのですが、途中で色が変わったんですね。
計器板はなんのモールドもなく、デカールを貼って再現するようになっています。これくらいのデカールなら十分ですね。モールドを塗分けるよりも手軽でキレイに仕上がります。
機体の内側も簡単に塗装します。ほとんど見えないのですが、墨入れだけはしました。コクピットを挟んで機体の左右を貼り合わせます。
普通のプラモでは位置を決めるためのダボがあるのですが、このキットにはありません。私は大抵はダボを切り飛ばして接着する面を平らにならしてから付けるようにしているのですが、このキットでは機体の左右の形を端から合わせながら流し込み接着剤を流して固定していきます。むしろダボがあるよりもキレイに作る事ができます。
このあたりはファインモールドさんはわかっていらっしゃる。ただ初心者には作りにくいかもしれませんが、金属パーツてんこ盛りのキットですからね、最初から中級者が対象なんでしょうね。
翼も組み立てて、機体の仮り組みをしてみます。どうやらそこいら中に隙間ができたり、はめるのがキツイ箇所があるようです。ここからは慎重に合わせ目を削りながらできるだけ隙間ができないように組み立てることにします。まずは胴体と翼の接着剤が固まるのを待ってからの作業ですね。
(全作品完成まで あと92)
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