日本海軍・96式2号艦上戦闘機1型前期型 その5 完成!!
2013年8月18日
Category : 完成 飛行機Tags : 96式艦戦日本海軍
クリアコート
機体の銀色部分に比べて赤で塗った部分のツヤがちょっとありすぎる感じで違和感があります。またデカールも機体とツヤの調子が異なっています。
そこでデカールの保護とツヤの統一を狙って半ツヤクリアでオーバーコートします。エンジンのカウリングや窓には掛からないようにマスキングして全体にクレオスの半ツヤクリアを吹きました。
写真ではあまり違いがわからないかもしれませんが、全体に統一されたいいツヤになってくれました。またこうすることでスミ入れ塗料の残り具合が丁度良くなってくれることも期待しています。
スミ入れ
スミ入れはタミヤのスミ入れ塗料を使いました。AKに比べて乾燥が早いのがいいですね。安いし♪
今回は銀色の部分にはライトグレイを、赤い部分(機体後部と日の丸)にはダークブラウンを使いました。最初日の丸もライトグレイを乗せたのですが、筋彫りが白くなってしまって変だったので、拭き取ってダークブラウンを流し直しました。
スミ入れはザッと筆でパネルラインとかに沿って塗料を塗り、さわっても取れないくらいまでちゃんと乾かします。その後溶剤を平筆に染ませて汚れが流れる方向(飛行機の場合前後)にこすりながら拭き取っていきます。半ツヤコートをしていないとほとんど拭き取れてしまい、筋彫りの中までピカピカになって元の木阿弥なのですが、半ツヤコートをしてあるので、こんな感じで残ってくれます。ちょっぴり汚れた感じがいいですね。
仕上げ
仕上げと言っても飛行機プラモのことはあまり詳しくないのでなにをしたらいいのかよくわかりません(;^ω^)。箱絵をみるとカウリングがはげているので、ここに筆でチッピングを入れました。
チッピングが写真によく写るようにプロペラをまわしてみました。でもモーターとかを仕込んでいる訳じゃ無いんですよ、金属製のプロペラなので指ではじいてやると結構良く回ります。カメラのシャッタースピードを落として三脚立てて撮影すればほらこの通りです。
主脚のカバーに傷を付けた部分にアルミが削れて黒っぽくなった風にしてみました。単にエナメルのフラットブラックを薄めて塗っただけですけど。
完成!!
これにて 日本海軍96式2号艦上戦闘機1型前期型 の完成です。小さいながらも曲線の美しいカワイらしい機体の特長を良く捕らえた良いキットでした。ただリベットなどがほとんど省略されているので、これらを追加してやると良かったかもしれませんね。この機の前にあたる90式が複葉機だったことを思うと、零戦への架け橋となった非常に意欲的な設計だったんですね。
キットはメタルパーツを多用した上級者向けで、特にエンジンの組み込みはちょっと苦労しました。でもこれが唯一の1/48キットであることを考えると、見つけたら即ゲットしておいたほうがいいでしょうね。零戦をコレクションしている方には外せない1機かと思います。
映画『風立ちぬ』を見て作りたくなったこの飛行機。開発されたのが地元名古屋というのがまたウレシイですね。私の住む弥富市と名古屋市の間にある飛島村に三菱の工場がありまして、そこではあのH2ロケットが作られています。20年近く前に一度工場見学をさせてもらったことがあるのですが、予想以上のデカさに驚いたことを覚えています。
飛行機を作ったのはこの工場では無く飛行場に近い小牧の工場かと思うのですが、なんだかちょっとうれしいですよね。余談でした。
(全作品完成まで あと90)
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