日本海軍・航空母艦鳳翔 Op.320 制作開始
2013年9月18日
世界で最初の生まれながらの航空母艦
この夏大ヒットしたジブリのアニメ映画「風立ちぬ」。零戦の設計者の堀越二郎の物語でして、アニメの中では国産初の総金属製の96式艦上戦闘機(の元となる9試艦上戦闘機)の開発物語でした。そんなわけで、96式艦上戦闘機を作りました。
そしてもうひとつ、映画の中に艦橋の無い小さな空母が登場します。ここに主人公の二郎と上司が艦載機の実際を視察するために訪れるという設定なのですが、そのとき登場した空母を作ることにします。
なんでもこの空母は「鳳翔」という空母で、なんと世界で最初の空母として設計製造された船らしいのです。試行錯誤の中で生まれた鳳翔はその小さな船体では次第に大型化していく艦載機に対応できず、何度も改修を受けます。今回作るのは艦橋が取り払われてできるだけ広い飛行甲板を確保した1939年のスタイルです。
その後鳳翔は大型の艦爆や艦攻を発着させることができないため、前線を退き訓練用に供されます。そのおかげでなんと鳳翔は終戦まで生き残ってしまうのですね。なんとも面白い運命の船です。
さて、箱絵には例の96式艦戦がしっかりと描かれているので、「風立ちぬ」セットだとばかりに喜んで購入したのですが、なんと入っていたのは複葉機の95式です。なんてこったい!!です。
で、仕方が無いので1/700の96式を探したら、ありましたありました、アオシマから96式艦載機セットというのが発売になっていました。さっそくこれも購入です。
本当は二郎達が乗った13式艦攻も欲しかったのですが、さすがにこれはもうこの時期では実戦配備されておらず、映画でも「お客さん」運搬用という後方任務用だったんでしょうね。諦めました。だいたいこんなのが乗ってたら変ですからね。
小さな空母なのでそんなにたくさん乗せることはできません。96式艦戦を5機だけでもいっぱいかもしれませんね。もし余裕があれば、96式艦爆でも乗せようかな。なんか複葉機ってカワイイですよね。
準備
制作に入る前の準備としてエンチングパーツを塗装しておきます。開封したエッチングパーツは中性洗剤でしっかりと洗い、よく乾かしてからガイアのマルチプライマーを塗ります。さらにその上から船の色よりも少しだけ暗い色で塗装します。
エッチングパーツは折り曲げて箱状にしたときに内側を塗装するのが困難になるので、先に塗っておこうという算段です。軍艦色よりも少しだけ暗いMr.カラーNo.333エクストラダークシーグレーを使いました。
船体の組み立て
船体のパーツを切り出して整形しザッとで組み立てます。これで組み立てや塗装の段取りを考えます。空母は甲板が上下で2段ありますから、一般の軍艦に比べると作業の手順は複雑になりそうですね。とりあえず、甲板は別で塗ることにしました。
甲板と飛行甲板の間に挟まれた部分(何て言うんでしょうね?)はパーツの合いも良く、別で塗ってからでも組み立てられそうなので、ここはできるだけ組み立ててから塗装します。
飛行機や戦車と違って空母はいきなり形が見えてきますからなんだかモチベーションが上がってきますね。その分焦らないでしっかりと計画を立てていこうと思います。
(全作品完成まで あと92)
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