8.8cmFlak41搭載試作対空自走砲4c型 その6 射撃制御装置と防盾
2013年11月3日
Category : AFV ドイツTags : 4号戦車8.8cmFlak41
照準機や操作盤など射撃を制御する装置が砲架にはたくさんつくのですが、それらを作りました。普通の大砲のキットなら小一時間もあればできてしまう工程ですが、間にデスモセディチ(バイクプラモ)を挟んで気分転換をしながら4日もかけて作りました。マジでしんどかったです。
座席は右側に3つ、左側に1つあります。大きな砲なだけあって俯仰や回転制御のハンドルはかなり大型です。高高度を高速で飛ぶ爆撃機を狙うために相当精密な装置が付いているようですよね。
砲架の左側には砲弾を乗せて信管をセットする装置が付いています。これで飛行機に直接命中しなくてもそのあたりの高度になったら爆発して飛行機にダメージを与えるためです。こんな装置がついているあたりが高射砲ですよね。しかもその装置がまたパーツが多い・・・
右の一番前は陸上の標的(戦車とかですね)に対して直接照準で水平射撃をするときの砲手の座席です。説明書では後ろの2つと同様に方に対して垂直な方向で付けるように指示されていますが、それでは防盾と干渉してしまいます。ここはやっぱり前向きでしょう。読者の tomboy07 さんからもそのような情報をお寄せ頂きました。
制御盤の裏側のようなあまり目立たない場所にもエッチングパーツでなにやら細かなパーツが付きます。このあたりは正直どうでも良いような気もしますけどね。完成まで全部のパーツがちゃんと残っているかどうか心配です。1つくらい無くなっても気づかないかもしれません。
防盾は信じられないくらい薄く成型されています。光がしっかり透けています。また覗き窓はエッチングパーツで精密に再現されていますが、これもプラパーツならうれしかったですね。作っていてヘトヘトです。でも精密感はこの上なく最高です。
右の一番後ろの座席ですが、すれすれでエンジンデッキと干渉してしまいます。ほんの少しの角度の問題なんでしょうが、砲架を組み立てる最初からの工程で微妙に下がってしまえばアウトです。
私はこの座席の台座を接着してからこの位置で固定して接着剤の硬化を待ちました。これでなんとか砲を回転させることができます。ここをうまくごまかさないと(オイオイ)、砲の回転角度は大きく制限されてしまいます。実機でもここのクリアランスは非常に小さかったんでしょうね。精密工作好きのドイツ人には困ったものです。
車台と砲が完成しました。カッコイイですね。今まで71口径の8.8cm砲はいろいろと作ってきたのですが、これほど大変な砲は初めてです。直接照準で狙う対戦車砲に比べると高射砲というのはハイテク兵器なんですね。
明日は友達とみんなで大阪まで足を伸ばしてモデラーズEXPOに行ってきます。超絶作品を見られるのが楽しみです♪そのためもしかしたら更新はないかもしれません。だって作れませんからね。
(全作品完成まで あと90)
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