ドイツ・3号戦車N型 その2 履帯の組立て
2013年12月27日
フェンダーの取り付け
履帯を組み立てる前に、フェンダーを取り付けます。フェンダーが無いと履帯に弛みをもたせるためにティッシュを挟むことができませんからね。ここは大事です。
しかもこの段階で作業をしておくと、フェンダーと車体がピッタリと接着することができます。ドラゴンのスマートキットはパーツの合いが非常に良いのですが、余剰パーツで箱の中がぱんぱんのドラゴンはフェンダーのような薄くて長いパーツがゆがんでしまっていたりします。そんな時は強引に接着することになるのですが、組み立ての早い段階ならそれが楽にできます。
履帯の整形
履帯パーツには押し出しピンの跡があるので、これをデザインナイフで削り取りながら並べていきます。数を数えやすくするために5つずつつないで、整列させます。
今回は説明書によると片側94コマだそうですが、実際には左側は95コマ、右側は94コマになりました。3号戦車やタイガー戦車のようにトーションバーサスペンションを持つドイツ戦車は足回りが左右対称でないので、左右で履帯のコマ数が異なることがあるのですが、今回はそれになりましたね。
履帯が揃ったら、リモネン系の接着剤を筆を使って流し込みます。そして全部の履帯を連結し、定規をあててまっすぐにしたら、30分(接着剤を塗り始めてから)放置します。
履帯の巻き付け
30分程度放置すると履帯は板ガム程度の硬さになります。ゆっくりとなら曲げられるくらいですね。リモネン系の接着剤は乾燥が遅いために、このような固まり方をしてくれます。さらに完全硬化後は非常に接着力が強力なのもウレシイですね。まるで履帯組み立て専用接着剤みたいです。
中央で折り曲げた履帯をフェンダーとの間を滑らせて、折り曲げた部分が誘導輪の位置に来るようにはめます。最後に起動輪の部分でつなぎます。起動輪でつなぐのは歯が履帯を押さえてくれるので、接着が容易にできるからです。ただし、起動輪に接着剤が付かないように注意しなくてはいけませんよ。
フェンダーと履帯の隙間にティッシュを挟んで弛みを再現します。ドイツ戦車はあまり派手に波打つ事は無いので、ほんの気持ち程度で十分です。
一晩放置したら接着剤が固まるので、試しに外してみます。起動輪もちゃんと外れますし、転輪も車体から抜くことができます。これで塗装するときに随分と楽になりますね。
外した履帯はもう一度はめておきます。一週間程度は接着剤の乾燥によって接合部分が縮んで履帯が短くなってしまうので、外したまま置いておくと二度とはめられなくなります。ここもこの工法の重要なポイントです。試験に出るんで覚えておくように(+_+)\バキッ!
(全作品完成まで あと86)
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