フェラーリ・312T2 1976年日本GP Op.334 制作開始
2014年3月13日
不死鳥ニキ・ラウダ
映画「ラッシュ」はもう観ましたか?われわれ50代のオールドファンには忘れられないのがあの1976年です。私は運転免許を取得する1年前、車に興味津々の18歳でした。
この年、ぶっちぎりでワールドチャンピオン2連覇に突っ走っていたのが、このフェラーリ312T2を駆るオーストリアのニキ・ラウダでした。そして宿命のライバルでマクラーレンM23を駆るイギリス人のジェームス・ハントはそれまでの不摂生な生活を改めニキに勝負を挑みます。
そして第10戦、雨のドイツGPで悲劇は起きます。ニキの車が事故で炎上し生死をさまようような大やけどを負ってしまいます。しかしニキはニキの居ないグランプリでハントが優勝する姿をテレビで観ながら地獄の治療とリハビリに絶え、なんとわずか6週間でサーキットに戻ってきます。
そして勝負は最終戦に持ち込まれます。この歳の最終戦はなんと歴史上初めて日本でグランプリが開催された年で、会場はあの富士スピードウエイだったのです。男と男の意地と友情をかけた戦いの行くへはいかに・・・
とまぁ、この続きは劇場でとうぞ(笑)。
私はこの映画を封切り日に娘と観に行ってきました。どちらかというと男性向けの映画なので艶っぽいシーンも所々にあり、ちょっと気まずかったのですが、それはそれは興奮する(レースにですよ!)良い映画でした。
キットはハセガワの1/20です。なんとそのものズバリの1976年の日本GP仕様で発売されています。ところがこのキット、限定発売品でもう作られていません。店頭在庫のみなんです。行きつけのお店に1つあったような気がしていたので、さっそく買いに行ってきました。みんなが映画を観た後では品切れ必至ですからね。
そして上手い具合に純正のエッチングパーツセットも手に入れることが出来ました。もう制作意欲モリモリで、アドレナリン全開です。ぶっとばして行きますよ(;^ω^)
エンジン、トランスミッションの組み立て
さっそく組み立てに入ります。冷静に考えれば時間のかかるボディの整形や塗装から入った方がいいのですが、とりあえず少しは形にしないと・・・と思って組み立ててみました。フェラーリの水平対向12気筒エンジンです。
かなりのパーツは塗装をするためにバラバラにすることができます。これを何種類かの銀色を使って塗るように指示されています。
実際に塗装に入る前に、もう少しサスペンションとかもパーツを整形しておいた方が効率が良いかもしれませんね。それと平行してボディの準備もしましょう。
ファンネル
何にも考えずにテレビを観ながら鼻歌交じりに工作を進めてきました。ファンネルは非常に小さなパーツなのですが、とても良くできていて、丁寧にゲートを処理すると、ほれ、この通り・・・なんです。
でも全部整形してから気づきました。エッチングパーツセットにアルミの挽き物のファンネルが入ってるじゃ無いですか。塗装も必要ありませんし、なによりもそのシャープな造形はカッコ良いのなんのって・・・
ガックリきたので今日はここまでです。
(全作品完成まで あと85)
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