日本海軍・駆逐艦 秋月 その4 構築物の塗装と組立て
2014年3月26日
塗装
艦底部、甲板をマスキングします。甲板は小さな構造物はほとんどが別パーツになっているので、リノリウム部分と鋼板部分を分けてマスキングするだけなので比較的楽ちんです。
マスキングができたら最初に影になる部分をエクストラ・ダーク・シーグレーで塗り、その後で光がよく当たる部分に軍艦色を塗装しました。舷側はグラデーションになるように塗っていますが、あまり分かりませんね。
ホントは細かなパーツを付けてから塗装した方がいいのでしょうが、ザックリと組み立ててある艦橋や煙突なども一緒に塗ってみました。
甲板上の小さなパーツの取り付け
甲板上にある小さなパーツを取り付けます。最初ランナーに付いた状態で塗装したのですが、これだと塗料を無駄にするばかりでなかなか塗れないうえ、パーティングラインを消すなどの整形後にさらにリタッチが必要になります。結局パーツを番号が分からなくならないように少しずつ切り出して整形し、その後筆塗りで塗装して順番に甲板に貼り付けました。
1/350ではロープを巻いたリールもちゃんと作られており、精密感が違いますね。それにしてもよく似た形のパーツが多く、間違えないようにするのが大変でした。
煙突
煙突の中はガランドウなのですが、エッチングパーツの雨よけカバーはかなり繊細で丸見えになるので、中に整流板をでっち上げました。どのような形で何枚入るのかまるで分からないので、ホント適当です(;^ω^)。
エッチングパーツのカバーは太い筆のおしりでグリグリやって丸く曲げてから、端をさらに曲げて位置を調整し、瞬着で接着します。これくらい大きいとなんとか作業できますね。実際に貼り付けてみると、なかなかの精密感です。
煙突の周囲と魚雷
煙突の周囲のパーツを組み立てます。対空機銃の台の周囲にはエッチングパーツの手すりが付きます。大きさの割りに細いためクタクタで、取り付けるのには神経を使います。ループアンテナも1/350となると、割とよく見えるので、ちゃんと作業できました・・・とは言うものの、頭が少し曲がってますね。
魚雷発射管は装填されている魚雷の頭が別パーツになっているので、発射管を薄く削って、魚雷をすこし浮かせて接着しました。魚雷も一緒にモールドされてしまっている1/700と比べるとずっとそれらしく見えますね。
(全作品完成まで あと85)
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初めましてヤッチと申します。
フジミ秋月1/700の制作をしております。
以下の件で教えてください。
貴殿のモノクローム秋月製作記を見ました。
甲板塗装でリノリュウム抑えメタルカラーのブラス(真鍮)後に水性アクリル塗料のリノリュームを塗装後に船体色はエナメル塗料で塗装されるのでしょうか?
ヤッチさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
船体の塗装はクレオスのMr.カラーです。ラッカー系塗料です。
水性アクリルの上にでもエアブラシでならラッカーの重ね塗りは十分に可能です。よほど溶剤で薄く溶かない限りは、下に塗ったアクリルを溶かすことはありませんよ。