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日本海軍・駆逐艦 秋月 その5 マストと爆雷投下装置

Category : 艦船

Scale : 1/350 Maker : モノクローム Post : 335-5

アンテナの作り直し(3度目)

作業中に筆を吹くボロ布の端が船に引っかかり、こともあろうに秋月を床に落としてしまいました。運良くそれほど大きな破損は無く、ほとんどの箇所は修復できたのですが、この2番砲塔の基部に付くアンテナが紛失してしまいました。これで無くしたのは2本目です・・・とことん縁がありません(T_T)仕方が無いのでもう一度作り直しです。なんと3個目です。

3個目はいままでの反省を踏まえてより丈夫でキレイに仕上げるためにハンダ付けによる組み立てに挑戦です。使ったのは0.3mmの真鍮線です。

真鍮線をブルタックで陶板(タイルの裏側です)に貼り付け、フラックスを塗って順にハンダ付けしていきます。余分に乗ってしまったハンダはハンダ吸い取り用の銅の網で吸い取ります。

このような複雑な形をハンダ付けするときに問題になるのは、後から付ける箇所を暖めていると、近くの工作済みの箇所が融けて外れてしまうことです。そこで熱くなって欲しくないところには写真のように細く切ったティッシュを水でびしょびしょに濡らしておきます。こうすれば加熱から守ることができます。

ハンダ付けのアンテナはキレイで丈夫

さすがはハンダ付けです、今度はかなりしっかりしています。ですがさらに細かなパーツを付けなければいけません、これらは0.2mmの真鍮線で切り出し、今度は瞬着で接着しました。強度はハンダ付けで作られた0.3mm線が出してくれていますから、こちらは付いていてくれればいいので、瞬着でもOKなんです。3基め(1基目はエッチングパーツなので自作は2基目)ですから、前のよりはキレイにできました。なんでも経験ですね。

マスト

前檣

前檣(前のマスト)はかなり複雑な形をしています。実はここも墜落によって真っ二つに折れてしまったのですが、なんとか修復できました。エッチングパーツ製の電探(レーダー)が無事でなによりでした。

煙突の周囲に小さな煙突を取り付け、頭頂部の黒はエアブラシでざっと塗分け、境界は筆塗りで仕上げました。

後檣を組み立てます。最初は説明書に従ってマスト全体を組み立ててから船体に接着しようとしたのですが、どうやらこれではマストの向きが真正面を向きません。一度全部バラして、向きや角度を調整しながら船体の上で順に組み立てていきました。このあたりの説明書の記述はかなり不親切ですね。

後檣とレーダー

脚がどこに接着するのか説明書では皆目わからなかったのですが、偶然にもエッチングパーツの組み立て説明書に後檣の脚の付け根がアップで写ってうたのでわかりました。一番長い足は船体に付けられたダボ穴に入るのですが、残りの2本は魚雷をつり上げるクレーンに付きます。その位置はなんの印もないので、現物あわせで付けていくしかありませんでした。

後檣のレーダーは非常に精密にできており、これがエッチングパーツで再現されていると、もう見栄えが全然違いますね。限定版のキットを買ってよかった・・・

爆雷投下装置

爆雷投下装置

爆雷の投下装置です。エッチングパーツで組むのですが、組み立ての順番が説明書に写真付で掲載されているので、わかりやすかったです。それが無いとそれこそパズルの世界です。

エッチングパーツで作った骨組みの中に爆雷がゴロゴロ並んでおり、さすがは1/350ですね。1/700の時は空っぽでしたから。

かなり完成に近づいてきました。3月中の完成を目指していたのですが、それはかないませんでしたが、今週中にはなんとかなりそうですね。

(全作品完成まで あと85)

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