ツヴィーシェン・レーズング その3 車体各部の組み立て
2014年6月10日
車体前部
車体の各部を組み立てます。車体の前には予備履帯が付きます。説明書では予備履帯用の連結ピンが一緒にモールドされたパーツを使うように指示されていますが、よく見るとガイドホーンの形が異なります(赤丸)。これではおかしいので、実際に車輌に履かせた履帯のパーツを使って予備履帯を作ります。
両端の予備履帯には連結ピンが刺さるので、この部分に穴を開けて、0.5mmの真鍮線を通します。この連結ピンはそのまま車体にエッチングパーツで付ける予備履帯の留め具の穴に通ります(青丸)。
長砲身の主砲は行軍中にガタガタ揺れて砲架を壊してしまうので、トラベルロックが車体に付きます。ところが取り付ける位置にダボも何もありません。最初何も考えずに真ん中に付けようとしたのですが、嫌な予感がしたので戦闘室を仮り組みしてみました。
オーマイガッ!!です。主砲は車体の右(向かって左ですね)に偏って取り付けられています。運転席を避けるためなんでしょうね。無線手はどうなっているんでしょうか?肩身の狭い思い(笑)をしているのか、それとも全然違う場所にいるのか、それとも居ないのか・・・どうなんでしょうね。
とにかく現物あわせで位置を決めました。まぁ、だいたいその位置にあれば大丈夫でしょう。
車体後部
次は車体後部です。エンジンデッキの両サイドには冷却用の穴が空いているのですが、寒冷地では過冷却を防ぐためにここにふたが付きます。キットにはエッチングパーツ製のふたが入っているのですが、プラパーツで指示されているふたのパーツには留め具が一緒にモールドされています。この留め具のモールドされていないタイプもあるのですが、ここはあえてエッチングパーツを使わずに、留め具付のプラパーツを採用しました。
エンジンデッキにはOVMを取り付けるためにたくさんの穴を開けなければいけません。穴の位置はパーツの裏側から見えるのですが、エンジンデッキを組み立ててしまうと、斧やジャッキなどが付く位置には穴を開けられなくなってしまいます。説明書には穴を開ける指示がどこにもなく、私はうっかり組み立ててしまっていました。しかたがないのでOVM側のダボを切り飛ばして、だいたいの位置に接着しました。まったくドラゴンの説明書は罠だらけです。
牽引ワイヤーを引っかけるフックはプラパーツでは弱いので、0.7mmの真鍮線で置き換えています。フックの曲げる向きは外向きですよね。もう間違えませんよ(笑)。
予備転輪を引っかける棒が1本だけ白いのは、無くしてしまったので0.75mmのプラ棒で作り直しました。よく見ると太さが微妙に違うのですが、さすがにそんなに微妙な太さのプラ棒は無いのでこれでガマンです。予備転輪が乗ってしまえば分かりません。
(全作品完成まで あと89)
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